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不登校・ひきこもり・ニートを考える

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巨椋修(おぐらおさむ)

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2008年07月04日
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カテゴリ:対処案


不安というのは、自信がない時に生まれてきます。


自信のない時は、何事にも迷いが出てしまい、ちょっとしたことでも決断力や行動力が鈍ってしまいます。



あるいは、あるとき思い切って決断したり行動したりするのですが、その後でいつまでもクヨクヨと後悔をしたり、あるいは、先ほどとった行動の真逆のことを、やってやり直して、それまでの努力をオジャンにしてしまったりする人も多くいます。




また、不安を抱えている人は、その不安に対抗するために、あるいはその不安を人に知られないために、他人に攻撃的になったりします。


劣等感の強い人は、他人に対して攻撃的になりやすく、不安になりやすいとも言われています。



劣等感や不安の強い人ほど嫌味なほど“強がって”みせたり、自信満々な態度をして、周囲からヒンショクをかったりします。



実際のところ、どんな人でも不安を覚えない人はおらず、劣等感がない人もいません。

不安や劣等感が異常に強いことが問題なんです。




では、劣等感や不安を少なくするためには“自信”をつければいいということになりますが、どうすれば自信がつくようになるのでしょうか?



ちょっと残酷なことをいいますが、自信をつけるためには、ある程度の“時間”が必要になります。



自信とは、今日始めて、明日身に付くようなものではないんです。



それを一番わかりやすく説明できるのはスポーツです。


あなたが何かスポーツをはじめて、数日でそのスポーツで自信が持てるなんてことはないでしょう?


どんなスポーツでも、自信がつくまでには、ある程度の時間と経験が必要になります。


それは、スポーツにせよ、その他に何事にせよ同じことです。


ですから、何かに自信を付けたければ、続けることが大切になってきます。


はい、ココ大事ですよ~。(笑)



はい、本当に大切なところです。仕事でも趣味でも、自信が付くまでになるには、ある程度のやり続けること!


やり続けることで、経験を積み、何か突発的なことが起こっても、自信を持って対処できるようになります。


ところが、『不登校・ひきこもり・ニート』系の人は、自信が付くまで物事を続けることができない人が多かったりします。


だから悪循環になりやすいのです。



続けることは、別に仕事や学校の勉強でなくてもいいんです。


趣味や自分が好きなこと、それが仕事や学業なども含めて、自分に合っていて続けられそうなこと見つけること。


そしてそれをやり続けることです。続けることで知識や経験、技量が増えてきます。


自分の好きなことを続けていくと、それが自分の得意分野になってきます。


どんなことでもやり続けていると、同好の友が生まれてきます。


いえ、できるだけ積極的に、同好のグループに所属するべきでしょう。


得意分野のグループやサークルに所属しますと、そのグループの中で、自分のポジションができてきます。


そこで長く続けていくと、自然とポジションも上がってきます。


自信というのは、自分一人でいくら


「ぼくは、コレに自信がある」


といったところで、本当の自信にはならないんです。


自分ひとりの評価では、まだ半分。


あと半分は、他者からの評価が必要となります。


人間という生き物は、他者からのいい評価がないと、本当の自信というものは持てないんですね。


ときどき、教育には評価がいらないなどという教育者がいますが、それでは人は自信をもつことができないんです。


自信を持つには、他者からの評価が必要です。それも一度や二度ではなく、何度も繰り返していい評価をもらえないと、自信を持つことができません。


逆にいうと、誰かに自信を持たせるためには、何度も何かを繰り返し繰り返し、やってもらって、多分それで失敗も繰り返すのかも知れませんが、それでいいところがあったら繰り返しほめることです。



最初は誰でも、失敗をします。


最初は誰でも、うまく行かないものです。


しかし、やり続けることです。


続けているうちに、失敗が少なくなってきます。


そうすると自己評価が上がります。


そうすると他者評価が上がります。


そして自信がついてきます。



あなたが仮に、40歳とか50歳だとしても、10年好きなことを続ければ、ひとかどのものになれます。


それが60歳からはじめたとしても……


何事も柔軟に考えれば、人生に手遅れはありません。




汝、絶望するなかれ


やり続けること。


これが自信をつけるコツです。


自信がつけば、不安は少なくなってきます。










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Last updated  2008年07月04日 01時48分50秒
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