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不登校・ひきこもり・ニートを考える

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巨椋修(おぐらおさむ)

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2008年07月15日
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カテゴリ:不登校


不登校の解決というのは、実質のところ2点に集約されます。


学校へ通うのか?


そうではない人生を選択するのか?




ただそれだけのことです。




一般に不登校は、義務教育である、小中学校の時代に起こることですから、中学を卒業時に、高校進学を選択しない場合、中卒ということになります。


あるいは、高校に進学したとしても、卒業せず途中で退学した場合は、やはり最終学歴は中卒。



つまり、不登校問題の表面的な問題は


“中卒でいいのか?”


と、いうことでもあります。




高校進学や止めたり、高校を中退した場合でも、それで「学歴が終わる」ということはなく、「高校卒業程度認定」(通称;高認(こうにん))を受けて合格すれば、高校卒業と同程度の学力があることが証明されたとして、大学受験や、その他、高校卒業資格が必要な就職試験などが、受験できます。



高認は、8~9の科目があり、各科目とも40点が合格基準となっていて、必要な科目の合格基準をすべて満たせば高卒認定合格となり、一部の科目だけ合格した場合、翌年以降、合格した科目は免除になるため、改めて受け直す必要がないといいます。


また、高認は16歳から受験することができ、何度でも受けられますから、高校を行かないという道を選択した人は、公認合格を目指すというのも、ひとつの方法でしょう。




話を戻しましょう。


不登校の解決としての方法は



小学校、中学、高校への学校復帰。


高校、大学、専門学校への進学。


就業。




という方法が、表面的な解決です。



表面的ではない“何か”が、あるのか?


あります。



不登校になった当事者や、あるいは保護者は「不登校になってしまった」という、心の傷といいましょうか、コンプレックスといいましょうか。


ある種、「不登校」という言葉の呪いにかかってしまうのです。





つまり、不登校から関係のなくなった年齢に達しても「不登校」という言葉が耳に入ってしまうと「ドキッ!」と、したり妙に心に引っかかったりしてしまうのです。





そういった人の中には、元経験者として、不登校支援を行う人がいたり、あるいは「不登校研究者」として、不登校に関わり続ける人もたくさんいます。


おそらく自分が不登校、もしくは不登校児の親であったという経験から、後輩の役に立ちたいという心からで、とてもいいことだと思います。



同時に、いまだ癒えていない傷を、仲間たちと一緒に癒して行こうという心があるのかも知れません。



どのようなカタチにせよ、当事者、保護者を合わせて、「不登校」という言葉に「ドキッ!」としたり、妙に気になったりするということになったとき、そのときが、本当の意味での、「不登校の解決」ということになるような気がしています


これは「ひきこもり」や「ニート」という言葉でも、同様だと思いま。











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Last updated  2008年07月15日 10時03分35秒
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