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カテゴリ:まじめな話
このあいだ、夜中に、”ぼく、高学歴で、無職、童貞ですけど、なにか?”みたいなテレビ番組をやっていた。
あんまり高尚な内容じゃなさそうだったけど、暇つぶしに見てみた。 もじもじして、根暗で、家では「ママ~!」と言っていそうな男だった。 だが、見ていくうちに、私の頭の中が、こいつと変わらないことに気付いた。 唖然とした。 なぜなら、なぜこいつが、こんなネガティブな発言をするのか、理解できたから。(理解できても喜ばしくないが。) 彼の家庭環境は母親と2人暮らしで、生活費などはすべて母親が補っている。そして、大学卒業後数年間就職活動で企業と面接するも、ことごとく不採用。その理由を彼は、「僕、人と接するのが苦手なんで~。」と。話し方も、途切れ途切れで、はきはきしていない。私が人と改まって話す時に緊張し過ぎてなってしまう症状と似ていた。苦手意識から人と関わってこなかったため、ますます人と話すスキルが培われず、27歳という年齢にしては幼すぎる話し方だった。 彼を見ていると、そのもっさりした雰囲気にイラつくと同時に、やはり自分も、親にべったり依存していて、向上心もなく、何か出来ない理由を色々挙げては、行動しようとしない思考回路であることを彼を通して思い知らされた。 一番自分が忌嫌う人間に、自分がなっていた。 だから、自分を認められないし、自尊心もない。 彼を見ていると、恐らく、一歩踏み出せば、何か少し変わって変身する予感がする。でも、きっと彼はあの番組の後も、行動していない確立が高い。 大学を卒業して、何年も就職活動をして落ちている割には、目指すところが高すぎて実現できず、アルバイトをする気もなく、親に金銭的にもべったりで、ネガティブ思考回路、チャレンジ精神ナッシングな人が、他人から「ああせい、こうせい。」と言われたところで、治らない。 でも、私もこのぐるぐる迷路みたいな「こうしてみようかな~、でもやっぱり失敗するかもしれないし、まずやらなきゃいけないこともあるし、や~めた~。」という具合に、新たな方向性、可能性から逃げている。 多分、今、働かなければ、食っていけない、住むところがない、という危機感がなくて、日本の中の平和ボケしているんだと思う。 はぁぁぁあああ。 身につまされるお題でしたわ、ほんとに。 ブログって、他人に自分を発信するための手段なのか、ただの自分の忘備録なんか、よう分からんわ~。 私の場合は、自分で自分の尻をたたく手段? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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