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カテゴリ:元気になること
超残暑お見舞い申し上げまする って、残暑見舞いの時期も過ぎたか。。。 最近のお花ちゃんですが、実にアクティブ! ネットで知り合ったお友達とお逢いしたり おしゃべりを楽しんだりカラオケに行ったり~ ちゃんと歩いてるし~~♪ 今月の初めで心臓手術後、半年になりました。
昨日、ある方の日記を拝見して、 改めて思った事がありました
術後のICUでの事
身体が動かせない私には、 視界に入る物はほんの一部でしたが
まず目に入ったのは、おびただしい点滴の数。 それは天井からセット?されてるステンレス製 の大きな四角い箱? (スイッチやランプが沢山付いてた) そこに点滴がぶら下がっている。 少ない時で6本くらいだったかな? で、その点滴を2本のカテーテルに纏めて 首と左手首に縫いこまれギブスで固定さてた
お腹には「ドレン」と言われてる太いチューブが3本縫いこまれ、 心臓やその他の臓器の周りに溜まる血液や、 体液??を排出させるもの。
胸には心電図パット、外部ペースメーカー、 腕には血圧計の腕帯 定期的に図れるように付いている。 それと排尿用ドレン。
ベットサイド?はかなり広いらしく、 身体を拭いていただく時に引かれる カーテンの音の長さで解った。
動かせるのはおめめと右の肘から下、左手の指先だけ。
体位を変えに看護師さんはよく来てくださったし、 そう管の直後で声が殆ど出なかったけど、 ベットの柵を軽く指先で叩くだけで、 担当の看護師さんがすぐにきて下さった。
と、まぁ、これは前置きになるんだけど~(長い!)
心タンポナーデを起こして死にそうになった時 ドレンを抜く際に、小さな?血管を傷つけたらしく、 そこから「ピューピュー」と出血してたんですなぁ。 まるで紙おむつのようなガーゼを当てても、 あっという間にビチョビチョになる。
「ヘモグロビンの数が低くなったので輸血を始めますね」 と看護師さん。
血管が切れてることが解り、二針縫って表見には治まったようでした ちなみに、私は出血してる間も食事をしたりしてたんだよん。 この後に起こることなんざ、思いもよらず~~
で・・・暫くすると・・・ モニターがまるで半鐘のような音を立て始めた~ 色んな音が鳴り始め、看護師さんが先生を呼びに行って・・・
教授のチームの先生がエコーを撮り始めました。 その時から血圧の「カウントダウン」が始まって~ エコーをやってる先生が 「ああ!ここもだ!こっちもだ!」 「誰だ~!?ドレンを抜いたのは!!」 (んなもん、わたしゃ知らんナンで先生が知らないのぉ、と思った) 内部ではまだ出血してた
頭を低くされ、酸素マスクを付けられ~・・・ 「輸血4単位追加!」 「50に低下(最高血圧)!」
「まずいぞ・・・」
「ドレンを入れなおしますね、大丈夫ですよ、しっかりしてくださいね!」
やたらと「大丈夫ですよ」を「私に」繰り返す。 私は何も聞いていないのに「大丈夫ですよ」と 切羽詰って言われると、逆に不安になったよ~!
なのに明らかに先生方は緊迫状態。 (「大丈夫」は先生、自分に言い聞かせてたのぉ?」)
その緊迫感に、私の身に重大な事が起きた、と解ったんだよなぁ。 (私が鈍感なのか~?)
走る看護師さん。どんどん鳴る警告音。 私は、意識が朦朧としてきた。 手足が冷たくなっていく・・・ 「オペ室は間に合わない!ここでやる!」 「局麻(局所麻酔)でやる!」 急に目の前が明るい~!あの手術室にある照明だったのは解ったな~。
「40になりました!」と看護師さんが叫び~・・・ 「ああ・・私、死ぬんだ・・・」と、 何故かツーっと涙が流れたのは覚えています。
「大丈夫!助けるからね!!」
看護師さんに手を握られて~・・・ブラックアウト~・・・ ドレンを付け直し、私は生還したんですなぁ~
でね~思ったんですよ~~・・・
それでなくてもICUって眠れるもんじゃない!
24時間絶え間ない機械の音、モニターの音。 ウトウトすると血圧計の腕帯が作動し、 点滴の交換、体位を変えられ、 夜勤の看護師さんたちの遠慮ないおしゃべり・・・ (「静かにしてよ~」と思っても声が出ないし・・) ICUには私だけじゃないしね~・・・
私はね、緊張のICUだからこそ、考えて欲しいな~って思ったの。
普段は、うっすらと聞こえるくらいの癒される音楽でも流れていたら・・
緊急時だからこそ、 患者を不安にさせるような言動に気をつけるとか、 (こっちは意識があるんだからさ~)・・ 何でもマニュアル的な先生もいた・・・ (何日目だからドレンを抜く、とかね)
でも、今も再会したいと思う、看護師さんもいらっしゃいます。 アロマセラピーの日勤の看護師さん・・・ 「今日はなんのハーブが良い~?」 身体を拭いて頂いたときの爽快感! その方は、退屈でしょう?とラジオを持ってきてくださったり、 楽しいお話をして下さったり。 ご自身が事故に遇われて 救急の方のICU経験がおありだとか・・
しかし、私は多くの方々の尽力により助かったのも事実。 そして、みなさまの「元気になってね!」の応援、 私にあった生命力に感謝をしたのは言うまでもありません。
最先端高度医療。
患者も生身の人間。 痛みもあれば、感情もある。
機械に繋がれてても、人間なのだよ~。 ってね~
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