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岩波新書の歯の健康学江藤一洋編集の本に興味深いことが書かれていた。
タイトルは保険で出来る?白い歯の治療。 その本文を要約してみる。 白い歯でも保険でできる。 材料はレジンを使う。 しかし一般の歯医者さんではやりたがらない。 どうしてかと言うと 保険でやるとあまりにも安いから。 具体的には米国では 二万から三万円ぐらいで普及している。 しかし日本では保険でできる事が 普及の弊害になっている。 不思議に思うかもしれないが、 材料費が高額で、高度な治療技術を要し さらに治療時間もかなりかかるにも拘らず、 その治療に対する報酬が わずか三千円と定められており 患者の負担額はその三割としてとしてわずか千円。 そんなこともあり歯科医はセラミックを使った自費治療をすすめる。 相場は七万円ぐらいから十万円ぐらい。 材料費、歯科医の治療技術、治療時間、 高度な技術を要求される技工士への経費などを考えると 決して不合理な治療費ではない。 日本では保険による治療費が極端に安いので 非常に高額な印象を受けるのかもしれない。 漂白については ウオーキングブリーチといって 歯の神経の入っていたところに漂白剤を詰めて 一定期間内部から漂白する方法は 保険でわずか一本に付き四百円と 非常に低額な料金が定められている。 患者は保険による歯科治療を望むが 十分に説明したり万全な治療をしてあげたくとも 保険で定められた治療費では 採算が取れないことが多く 難しい立場におかれている。 最後に患者が納得のいく治療を受ける事ができ 十分な治療時間をかけた丁寧な治療が受けられるように 保険制度を含めた、歯科医のあり方を 根本的に見直す必要があると締めくくっている。 歯の悩み・お口の健康相談は、こちら↓へご自由に書き込んで下さい。丁寧にお答えします。 ohguchident@ybb.ne.jp HPも見てくださいね♪ お気に入りに入れてね。おもしろいですよ☆ コメントもお待ちしてます。 http://ohguti.hp.infoseek.co.jp http://www.supple-box.com 歯科医師 大口弘 1947年生まれ。 大学卒業後、米国インプラントの第一人者、ドクターワイスに学ぶ。 帰国後「インプラントと義歯床」の国内特許を取得し、その症例数は500ケースを越えている。 現在、幼児・学童の歯並びから総入れ歯まで、トータルスペシャリストとして活躍中。 医学博士 名古屋市立大学医学部非常勤講師 金沢医科大学口腔外科非常勤講師 日本解剖学会会員 日本口腔インプラント学会会員 日本顎咬合学会認定医 労働衛生コンサルタント 大口弘歯科クリニック院長 国際審美インプラントセンター社長 先進医療経営研究会代表 よい歯の会講師など ◆◆◆ 現在、全国各地にて先進歯科医療を講演中 ◆◆◆ 札幌 東京 名古屋 大阪 福岡 など ◆◆◆ 本も出版しています ◆◆◆ 出版社 中日新聞社 「あなたの歯、大丈夫ですか?」 患者さんに知っていてほしい 歯科医の理想と現実 ~ 治療の質は何を基準に評価すればいいのか。賢い医療消費者になるための知恵と情報 ~ 最新の歯科医療から、良い歯医者の選び方まで書いてあります。 手に入れたい方はホームページをご覧下さい!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年08月19日 17時33分40秒
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