カテゴリ:株式
積立て投資を20年、30年と続ければ大きくプラスになる(利益が出る)と 思ってしまいますが、実際には投資年数の割にはプラスになりません。
何故自分が思っていたほどプラスになっていないかというと、投資年数分の効果を得られるのは最初の1年目に投資した分だけであり、2年目に投資した分は "投資年数ー1年" の投資効果、最後の1年に投資した分(最近の投資)は投資効果は "1年" にしかないからです。 例を挙げてみます。 積立投資を20年間続けたとします。 毎年+5%で増え続けるとします。 (毎月購入だと計算が面倒なので毎年年初めに10万円を購入とします) この場合、 1年目に投資した10万円は20年後に10×(1.05)^20 で 26.53万円 2年目に投資した10万円は19年後に10×(1.05)^19 で 25.27万円 3年目に投資した10万円は18年後に10×(1.05)^18 で 24.07万円 : 19年目に投資した10万円は2年後に10×(1.05)^2 で 11.03万円 20年目に投資した10万円は1年後に10×(1.05)^1 で 10.05万円 20年間の投資額200万円(10万円×20年)に対して20年後は347万円なので約1.7倍にしかなりません。 1年目に投資した10万円は20年間運用されるので2.65倍ですが、20年目に投資した10万円は1年間の運用なので1.05倍なのです。 20年間投資を続けていると20年分の成長(利益)を得られるように思えますが均等に積み立てた場合は約半分の利益しか得られないのが実態です。 これが、積立て投資が思った以上にプラスにならない理由です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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