今日は、あの絵はともかく、淡々と見ていました。
黄尚書が出てくる『黄金の約束』ほど、思い入れがなかったからだと思います。
黒州からはるばる国試を受けに来た謎の少年(大抵のみんなは知ってるけど)影月(浪川さん)のビジュアルが、小説の挿し絵よりハンサムだったのが良かったです。(ちょっと投げ遣りなのは許して・・)
それにしても、分かりにくいストーリーですよね。
原作自体、前半は伏線が多くて、脚本にも、しにくいのでしょうけど。
今日のアニメのお話は
○自宅の門の前で、国試の適性試験及第の知らせを受ける秀麗
○影月、貴陽(彩雲国の首都)の門に着く
○劉輝(王)に、楸瑛(武官で劉輝付き)と絳攸(人事を司る文官の次席)が報告をしている
○バイト中の秀麗(主人公)に、幼馴染の三太がちょっかいをかけている
そこへ、その妓楼一の芸妓、胡蝶がやってくる。
胡蝶の妓楼で、秀麗が帳簿つけのバイトをしているコウ娥楼(漢字がない・・)に影月が寝かされていた。影月、秀麗の仕事を手伝った後、秀麗のうちに泊まることに。
○清蘭が迎えに来て、酒楼(居酒屋?)で夕食をとる事に。
○他の客が、国試の女人受験の悪口を言っていると、なぜか椅子と卓が壊れ、その客たちはひどい目に合う。
酒を断わる影月
お金を取られたのか、取ったのか・・と、やや言ってることがあやふやでオカシイ影月。
○影月、大切なもの(国試を受けるための受験票になる木簡)を無くしたことに気づき、あわてて店を出る。
○ゴロツキに囲まれた影月を、秀麗が助けて一緒に逃げる。→追いかけっこ・・
追いかけてきたごろつきの1人を、そろばん袋で叩きのめし、股間を蹴って撃退する秀麗
そこへ清蘭が現れ、迎えも来たので、胡蝶のコウ娥楼へ行く事に
○(多分、コウ娥楼に預けた影月を迎えに)花街に向かう楸瑛と劉輝と絳攸
あちこちから声のかかる楸瑛に
「ここはお前の後宮か?」と問う劉輝
胡蝶から
「他の女を引き合いに出して女を誉めるな」と注意されます。
○ゴロツキ(青巾党)の集団に入ってる??三太。
コウ娥楼が襲われることを知って、秀麗を心配します。
○コウ娥楼で、秀麗達と対面してしまった劉輝。
「余なら、こんなところに来なくても、自分のところでいくらでもできる」
と言ってしまって、墓穴を掘ってます。
・・・で、オシマイ。
前後編に分けてしまった為か、伏線ばっかりになってましたね。
良く覚えてないので、原作を見てみました。
コノ中から、どこで楽しめば良いのよ!!!
ということで捜してみましたが・・・
☆原作)実は酒を飲むとやたらケンカに強くなる影月(本当は人間が『陽月』のいう人格に変わるのですが)、
飲み比べに負けてイチャモンを付けてきた奴らを叩きのめし、お金までくすねてる。
(あこやさんが書いてらしたように、この人格の変化を浪川さんがどう演じ分けるのか、
今回から見せてくれても良いのに・・)
それを物陰から観察している楸瑛・・
→アニメではカット!!
☆原作)劉輝と楸瑛と絳攸の3者会談で、
「各州でトップ合格した受験者、特に黒州の影月、碧州の碧珀明、藍州の龍蓮、と秀麗には密かに護衛をつける」
という話をしている(読みなおして初めて知ったよ)
→アニメでは、カット!!
☆原作)酒楼で、他の受験者らしい客が、人前で詩文を暗唱してみせたが、1ヶ所だけ間違えた。
それに気づく秀麗と影月。
(この時点で、影月が受験者だと知らされてないので、
読者またはアニメ視聴者は、ここで『影月が只者ではない』と気づく大切なポイントのハズ)
なのに、アニメではカット。
☆原作)またまたゴロツキに集られている影月を、風のように助けたり、
女人試験の悪口を言っている客をこらしめる、影で強い邵可パパ。
→最初のがカット
☆酒楼で鴨料理が美味しい、うちでも作りたいという秀麗に
「とある筋から調達しましょう。今日のご飯代も、楸瑛様のお志です」
と、にっこり笑う黒清蘭
→カット・・・・υ
・・・・・・・
(ナレーション)
私達は、この原作をふまえた上でのアニメの楽しみ方を新しく見つけた。
自分が好きな箇所に、赤鉛筆(ピンクマーカーでも良い)で線を引き
アニメで再現されたところには、青鉛筆で線を引く。
そうすれば、我々は、いかにアニメが外しているかを、明確に理解できるであろう・・(邵可声で)
良いトコ捜しをすれば
屋根に雪の残る街の様子が、冬らしくて良かったです。
そして、今回、イチバン面白かったのは
番組エンディングで披露された
関智一さんによる、劉輝の似顔絵
「ぼく、リューキです。くるしうない、ちこうよれ」なのでした。vv
あっぱれ関さん、我々のアニメ離れにココロを痛め
何とかして引きとめようとしてくれているのね。(創造です)
あの似顔絵も(台本破いて描いていたので、右端がギザギザ)
DVDに入れたほうがいいかも。
影月が出て来て、清蘭や劉輝や楸瑛や絳攸が出てきさえすれば満足な、乙女の世代に・・戻れたら、もっと楽しめるのだけどな~。