CD『月は闇夜に隠るが如く』中村春菊
私の読んだ事の無い中村春菊さんの本だそうです。とにかく聞いてみました。宮田さん演じるテツという男の子が、片岡信乃という人に弟子入りを申し込んでは冷たくされています。・・・神谷さん・・・冷たくても何でも、とにかく甘い~~~~~~声でして、この声だけで、2800円の価値あり。(ファンには)キャラ絵を見なくてもあ~~、この人きっと、冬貴(清澗寺)にも負けないくらいのキレイなお兄さんなんだろうな~~と想像できてしまいます。そんな宮田さんを、『人を殺したければ、まず、小刀で指の間をマッハでアタタタタ・・とやってみろ!!』などと、からかっている、のん気なお兄さんは信乃のお友達で、いつも甘い物を持って来てくれる服部半十郎(森川さん)。どうやらこの二人、誰かに頼まれて、悪い人を殺していたらしい。(必殺??それとも死して屍拾う者なし業??)とにかくテツは、信乃センセイのうちに強引に押しかけておさんどんをやるのですが、なかなか認めてもらえません。半十郎が調べたところによると、テツの母親は病死しろくでなしの父親が、テツを陰間茶屋に売り飛ばし、その上借金までしてトンズラこいたらしいとのこと。それを聞いて、信乃センセイってば、ちょこっとテツに接吻のイヤガラセ・・・(読者にはサービス)陰間茶屋から逃げてきたテツは、行く当ても無いので必死に頼んでいますが信乃が大切にしていた、半十郎の着物(ボロ)をテツが燃やしかけたのがダメ押しとなって追い出されてしまうのでした。(実は、密かに、半十郎を想っている信乃(読者にはダダ漏れ))遊佐さんの罵倒セリフも良いけれど、神谷さんのブリザードセリフも背筋に響いて最高どすvvv追い出されたテツは、包丁を持ち出していたので、憎き父親に会って、殺しちゃおうとしますが、剣も習ってないのですぐに悪い仲間に返り討ちにあいかけ・・そこへ、気になって捜しに来た信乃先生や半十郎に助けられるのでした。良かったね~~。(でも、信乃と半十郎の仲は、まだ進まず・・・)■次のお話は、大人二人の馴れ初め。半十郎は、片岡のお屋敷で、謎の美少女に会い、スギューン!!!(だれかと同じパターン)何も知らない彼女を連れ出してワルイコトする・・・のは清澗寺シリーズ伏見(遊佐キャラ)でしたがこっちは、体の弱い彼女の為に、薬を持って行ったり、外に連れ出して遊ばせたりと、ダラ健康的なアプローチをしております。(だって森川キャラだから)しかし、一応、初めての接吻だけはする。でも、アンコ味キッス(やっぱり森川キャラだから)そして、彼女がオトコだと知らずに、責任をとりに行く、あどけない半十郎(しつこいけど、森川キャラだから)彼女の正体を知って、若き日の半十郎が会津弁でビックリタマゲルところが笑えます。森川さんがやると、どーしても人が良く、健康的に、ちょこっと可笑しくなるのがイイ。半十郎の父(エライご家老らしい)や、優しい爺もイイ味出していて、泣くに泣けない顛末なれど,ほんわか・・というかゲラゲラ笑ってしまうのでした。■3つめのお話は、酔っ払って心情を吐露するテツ(『アンコロ餅が・・・食いてぇ~~』)話。←無くなった母親の想い出らしい。酔っ払ったテツを、うるさそうに・・・でもでも結構面倒見良く構う神谷さんがイイ!!イインだよう~~~~。(キャラで言えよ)次の朝、何も覚えてなくて、二日酔いに苦しむテツに「苦しいことがあったら、『アンコロ餅が食いてぇ~~』と、××××を脱いで空に放り投げろ」という、優しいのか破天荒なのか分からない助言(爆笑)を与え、(神谷さんなら、セクハラもいい)←すでに盲目状態重箱イッパイのアンコロ餅を与える信乃さん、ステキです。私にも下さいvvそこへ半十郎もやってきて、信乃を憎からず想っている様子を見せる(ポvv////)・・・というお話でありました。(ネタバレ99%でした)■でも、まだあったんだよ。イイトコが・・・巻末トークで、神谷さんが『宮田はさぁ~~~』と呼び捨てにするのがイイんです!!!!甘えッ子ブリッコ宮田さんと、先輩フウの神谷さんのトークがメチャメチャ兄弟っぽいというか、アットホームで(森川さんは、信乃の女の子時代の声優さんと別撮り?)こーんなトークなら、何十分でも聞きたいと思ったのでした。はぁ~~~。神谷さんは、やっぱりイイよ。■と、いうことで、このCDは、私としては、神谷スペシャル殿堂入りとなりました。(いずれは冬貴CDもココに入る予定。だから早く出してくれよう~~~)