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活字と植物メンテ、クラシックの日々

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2007/02/11
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“田舎暮らし”という文字を見て
ハッとなさった方が
いらっしゃるかもしれません。

ここで伝えるのは、
“田舎暮らしのような概念”
になるでしょうか。


以下は、私が
ミクシィ上のコミュニティ
『日本の領土問題を考える』
の中に書き込んだ内容に、
少々加筆修正したものです。

ミクシィに参加している方は、
そのコミュニティ内のトピックス
『北方領土であらたなる田舎暮らしが始まる』
をご覧くだされば、
私と他の方々とのやりとりを
お読みになれます。


--------------------


母親が国後島で生まれ育ちました。
私は旧島民2世です。
北方領土は4島返還されると信じております。


北方領土が返還された後、
日本人はそこで
どのような生活をしてゆくのか。

皆さんは、
返還後の北方領土での生活を
思い描いたことがありますか?

“返還”“返還”と
声高に叫ぶばかりでなく、
やはり、その後の姿を
イメージしても良いのでは?と思います。

おそらく、
「その段階まで行っていないのに
イメージなんて・・・」
とおっしゃる方が大半でしょう。

しかし、
“せっかく返還されたのに、
そのまま放置してる・・・”
なんていう状況におちいらないよう、
将来的なプランを
きっちりとつくっていっても
良いのではと思うのです。


私が、北方領土を返還してほしいという
いちばんの思いは

「親たちの生まれ育った場所なのだから、
自由に行き来したり、
住めるようにしてほしい。
それが当然なのだから」

ということです。

返還されるのが当然なのですから、
返還後、そこではどのような暮らしが
なされてゆくのだろうか、を
具体的にイメージしておくことは
大切なことだと思います。


私はこれまで、

ちょっと都会→大都会→かなり田舎→ちょっと都会

というふうに
転居をしてきました。

自分が経験した
“田舎暮らし”という観点から、
田舎暮らしについて発言したり、
自分でコミュニティを持っていたりします。


少し前のオホーツクでの田舎暮らしを
振り返ってみると・・・

「田舎よりも
やっぱり都会の方が
いろいろと便利で住みやすい。
今後、リスクを背負ってまでの
田舎暮らしは、
自分にできるかどうか・・・」

田舎暮らしはまったく
自信をなくしてしまった状態です。


しかし・・・
はたと気づきました。

「北方領土が返還されて、
もし、自分が
母の故郷に移住となれば、
そこにも“田舎暮らし”が
待っているのだ」

と。


返還後、
時間が経てば、
会社もいくつかできて、
サービス業的な仕事が
増えるかもしれません。

しかし、まずは
土地を耕して
作物を育てるというパターンから
生活が始まるケースが
多いのではないかと思います。
(現在の住民の方々は、
ほとんどが自給自足生活なのです)


返還後、
そこには
旧島民の方々のような年配の皆さん、
そして若い世代が集まることでしょう。

それから、
ひょっとすると・・・
ロシア国籍の人との
共同コミュニティというのが
ありうるのかもしれません。

これまで日本人が
経験してこなかった、
新しいタイプの“田舎暮らし”が
始まるのでしょうか。


日本国内で、
“田舎暮らし”について注目されている昨今。
団塊の世代が大量に退職となると、
その方々の熱い視線が、いっせいに
田舎暮らしに注がれているようです。

しかし、実際の田舎暮らしは
ある意味、
“よそ者が既存のコミュニティに入り込んでゆく”
ような面があり、
人付き合いにおいても
いろいろと問題があるのです。

北方四島返還後、
その“田舎暮らし”と似たような状況が
出てくるのかな。
それにプラス、ロシア国籍の方々との
共同コミュニティになるのでは。
そうなると、
あらたなる“田舎暮らし”なんだろうなぁと
私は思ったわけです。


----------------------------------


返還後、どのような暮らしが
始まるのか・・・。

私が現在考えるのは
次の3点です。


1.環境整備は最小限に。
  第2の“北海道”にならぬよう。

2.水産業は獲るから育てるへ転換。

3.急病など、緊急時への対応、
  ライフラインだけはきちんとしておく。


それぞれについてまとめてみます。


<1.環境整備は最小限に。
  第2の“北海道”にならぬよう。>


『第2の“北海道”』なんて書いてしまいましたが・・・
失礼しました。
北方領土は現在、根室支庁に含まれていて、
れっきとした“北海道”なのですがね。

昨年9月、色丹島を訪問しましたが、
あちこちにゴロゴロしていた廃船や
工場からの排水垂れ流しには
あちゃーと思ったものの、
自然が豊富に残っていて感動しました。
自然学者なら、よだれが出そうな
環境ではないでしょうか。
いっそのこと、
自然をそのままにしておいてはいかがでしょうか。

ビザなし訪問時の研修で
聞いた案にもありました。
おもいきって
“エコツアー”専門の
土地にしてしまうとか・・・。


現在の“北海道”はひどい姿です。
その昔、多くの人を動員して
(その多くは囚人。野垂れ死に状態にされました)
何本も鉄道を敷設したにもかかわらず、
今になって、
“赤字”“赤字”と片っ端から廃線にしています。

私が一昨年まで5年余り住んでいた
北海道の片田舎は、
廃線はもちろんでしたが、
代行して走っているバスさえ
「赤字だからやめるかも」
という状況がありました。


それから、
かつて、中央からお金をぶんどってきて
北海道の公共工事に力を入れる人たちが
たくさんいましたが、
その産物の多くは、残念ながら
莫大な赤字を作るもととなってしまい・・・
経営破たんしてしまう都市も
出てくる始末です。

“開発”という名のもとに
“北海道”の自然は荒らされ、
もう、もとに戻らない所もたくさんあります。

それだったら、最初から
あんまり手を加えずにいたほうが
“北海道”にとっては
良かったのではないでしょうか・・・。


ですから、あえて
北方四島では厳しいルールを決めて
自然を保護し、
自然を学ぶ場にしては
いかがだろうか、と思うのです。


<2.水産業は獲るから育てるへ転換。>


私は北海道内で生まれ育ちましたが、
子どもの頃によく聞いたのは
“だ捕”というニュースでした。

そして、昨年の襲撃事件は
大変悲しく、それでいて
非常に不可解なものでした。


北方四島の近海は、
ある面では“密漁の海”なんて言われている、
いまわしい場所です。

かつて、冷戦時代には・・・
漁師が、米軍基地情報を
受け渡すことの見返りに
その周辺で漁をさせてもらった
なんていう話があるようです。


ある著書によると・・・

向こうで勝手に決めた“国境警備隊”が
取り締まる海になったのですが、
相手に対して“貢ぎ物”をすれば、
快く漁をさせてもらえる場所に
変化してしまい、
相手が喜びそうな
日用品、食料品、それが
のちに武器、麻薬、国家機密、あるいは
米軍基地情報など・・・
相手の機嫌のとり次第で、
自分の事業(?)が
うまくゆくのです。

「北方領土にゆけば、 うまい話があるぞ」

そんなウワサ話が
あちこちで飛び交うように
なったのかもしれません。

そこへ率先して出かけていき、
うまいことをやっていたのは・・・
“北方四島の出身者”ではなく、
他の地方からヒョコヒョコ
やってきた人たちのようでした。

そこにはマフィア、ヤクザ、
犯罪がらみの方々が
大勢います。
なおかつ・・・政府関係者も???

北方領土をそんな状態にしてしまったから、
領土問題を解決するのが
どんどん遅れていったんでしょうか。

あほらしい、はらわたが煮えくり返りそうです。

そういう人たちは、
「島に早く帰りたい。帰らせてよ!」
という
島の住民たちの気持ちを考えず、
自分たちの利益を
優先したんでしょうか。

そんな状態にしてしまったから、
返還が難しいんでしょうか・・・

この海は、漁業関係者の方々が、まさに
死に物狂いで仕事をしている場所なのでしょうが・・・。


最近、ロシア国籍の方々が
根室に持ってくるカニの体が
とても小さくなっているらしいです。
カニというのは、ある程度の大きさでないと
獲ってはいけないはずですが・・・。

「とにかく、売ればお金になるから」

と、小さなものでもどんどん
持って来るそうです。

それって・・・乱獲です。

そんなことしていたら、
近い将来、海資源が枯渇します。


日ロの漁業関係者の方々には申しわけないですが・・・

そろそろ、獲るのではなく
守り育てる方に転換してゆかないと
いけないのではないでしょうか。

ですから、北方四島では
水産業100パーセントではなく、
土地を耕し作物を育て、
そして、家畜を育てるという方向に
もう少し力を入れたら良いのでは、と思います。


先日の訪問で、
ロシア国籍の方々のおうちに伺ったのですが、
自分の家の周りの畑で
本当にいろんな作物を作っていらっしゃる姿に
感動してしまったのです。

北方四島はだいたい、
北海道西南部と似ている温暖な気候です。
工夫次第で、
土地に様々なものを
芽生えさせることが
できるのではないでしょうか。


<3.重病など、緊急時への対応、
  ライフラインだけはきちんとしておく。>


先日の津波警報の時、イライラしました。

向こうでも大きな地震が起こっていたはずなのに、
そちらからの情報がほとんど入ってこないのです。
先日、色丹島でお会いした方々は
どうしているんだろう?って思っていました・・・。

すぐそばの土地の地震の状況、
津波にそなえての避難の様子など、
ひとことも聞こえてこないのはおかしい。

それはともかくとして・・・

人々の生活のこと、そして
重病など緊急時のことは
考えなければいけないと思います。

自然環境を考えて、
最低限度の幹線道路、
電気、ガス、水道。

火災、地震などの際の
防災施設、避難体制。

重病人が出た時に
ヘリコプター等で搬送する体制など。

人々が安心して暮らすために、
必要なものなのですから。


-------------------------


長々と失礼しました。

北方領土でのあらたなる暮らしについて、
皆さんの意見やアイディアを
いろいろと書き込んでいただければ
とてもうれしく思います。


楽天リンクスでも

“北方領土・北方四島”

というコミュニティを作ってしまいました。
もしよければ、
そちらの書き込みもよろしくですぅ~~。





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Last updated  2007/02/12 04:51:13 AM
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