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カテゴリ:THE KAIGO
たぶん、寂しがりや。
かまってほしい。 だから、 夜になっても 自室ではなくて、 テレビのある談話コーナーの ソファに寝ているお年寄り。 自分自身で起きれるのに 「おこして!」 「おこして!」 「おこして!」 と何度も言う。 言っているあいだに、 自分で起き上がっている(爆)。 そして、 テーブルをバン!バン!バン! と叩き続ける。 そばにある人形に 当たったりする。 「ことばで言わなわからんよ! ことばで言って!」 と言うと・・・ しばらくしてようやく、 「べんじょ!」 と言う。 でも、手すりにつたわりながら 自分で歩き出している(爆)。 おしりがうまく拭けないので、 トイレに見守りに行く。 そして、 「おねえさん(私のことです)、これから おそうじせなあかんから、 ソファでまたすわっててよ」 と、 ソファにうながし、 すわっていただく。 そのあと、 私は詰め所の奥の方で、 コップなど洗っていた。 なんか、聞こえてきた。 私はまだ イントネーションなど、 和歌山弁がようわからんので、 何を言うとるのか 理解できなかった。 ・・・ふと、気がついた。 また、立ち上がっている。 そして、わかった。 「なんのおそうじよ!」 「なんのおそうじよ!」 「なんのおそうじよ!」 と繰り返していたのだ。 何のお掃除よ、なんて なぜそんなこと言われなあかんのかと 思いながら、 「いろいろよ!」 と言うが、 わかってくれない。 「なんのおそうじよ!」 と繰り返す。 そうこうしているうちに おにいさん(他のスタッフ)に 再びソファにすわらされ、 落ち着いた模様…。 ああ、 人間って おもしろいわ。 …疲れるけど。 トップへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/11/26 08:49:00 AM
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