3日前の朝、風邪っぽかったので、近所の医者に行って薬をもらい飲み始めたのですが、夕方、会社でちょっと熱っぽく&喉が痛く、仕事にならなそうだったので、早退してそのまま朝まで寝ました。朝起きても、良くならず、顎と喉のところにしこりを感じたので、「これはヤバイかなぁ」と思い、近くの大学病院(総合病院)に行くことにした。まず、総合内科にかかったら、これは耳鼻科で診てもらった方が良い、ということで耳鼻科で喉の奥を光ファイバーで覗いてもらったところ、「これはかなり腫れていて危険ですね。放っておくと窒息する可能性があるので、今すぐ入院して下さい。」と言われた。
仕方が無く、即承諾し、入院することにした。すぐに病室が空いていなかったので、とりあえず、救急用の個室に連れていかれ、看護師さんに「もうすぐ病室が空くので少しここで待っていて下さい。」と言われ、そこで点滴をしてまずはベッドに横たわった。半分「面倒なことになったな」という気持ちと、半分「少しゆっくり休めそうだな」という気持ちが混ざった複雑な気持ちを感じた。40年以上生きてきて、「入院」は初めてで、致命的な病気では無かったこともあってか、こんな状況なのにちょっと「好奇心」のようなものもくすぐられた。
とりあえず、身内に携帯メールを送り状況を連絡した後、いろいろなことをぼーっと考えていたが、しばらくすると看護師さんがまた来て、テレビカードの説明とか、冷蔵庫、トイレ、シャワー、お風呂、などのひととおりの説明をしてくれた。やがて病室が空いた、ということで、6つのベッドがある大部屋の一番入り口に近い右側のベッドを与えられた。小学生の時に保健室で寝たあの感じを思い起こさせた。先生が看護師さんに4~5日の入院と指示していたので、まあしばらくここで寝るんだなあ、と思い、点滴をしながら、横になっていると、いきなり食事が出てきた。思わず、飛行機の中みたいだなぁ、とひとりで苦笑してしまった。メニューはカレー風味の八宝菜にお粥とおひたしに小豆の蒸しパンみたいなものだったが、これが意外にも美味しく(某航空会社の機内食よりも)、なんだかちょっと嬉しくなってしまった。・・・・・
まあ、自己発見も含めいろいろ面白い発見がいろいろあったが、こんなことを言っていられるのも、3日後には退院できたからで、自分の身体や生活に警告が発信された、ということなのだな、と感じる経験だった。
けれども入院中は本を2冊も読めたし、ほんとに久しぶりにゆっくり眠れたし、いろいろ考える時間もあったし、とても良いバケーションとなった。
「本当に人生って旅は面白いなぁ」と思う今日この頃である。
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