おいでやす関西ギャランフォルティス委員会

Episode

私はおもむろに路肩にトラックを止める

プシューーー！！シュー…シュッシュッ…

トラックのソレノイドバルブが勢いよくエアーを吐き出す。

何を隠そう私は腹が痛いのだ

コンビニに行く暇なんてありません

いや、仕事は余裕なんですよ

ただ、私に余裕がない

だが、男たるともいかなる場合でも慌ててはならんのです。

慌てる姿は人目に見せるな

そんな私はトイレに入った瞬間から

前進版ムーンウォークで個室へと向かう

そして勢いよく扉を開けて私は泣いた

どー考えても便器の中には3人分

コンビニに行く余裕も無ければ付近にトイレもありません

どーしようどーしようっと念仏のように

ボソボソ呟きますが状況は変わりません。

ついでに言うとあまりにもショッキングな映像のせいで

本日のブログの構想が半分以上すっ飛んでしまった

そうです、記憶喪失です

その後はどうしたのであったか

気絶でもしたか…

*

先日の話である。

トイレの中でスマフォ弄りながら用を足し私はそのまま

使い慣れても無いくせに使い慣れた手つきでボタンを操作したが故に、またビデの餌食となってしまった

男性諸君、出来る事であればビデを試してみてくれたまえ

動けなくなるぞ

さて、時間は夜12時を回っております

前のめりになり頭をぶつけて呪縛から逃れるにも時間的に音は立てれません。

それよりも爆笑してしまいそうなこの状況をまずどうにかせねばならんのです

住宅密集地で夜中にトイレで爆笑なんてしたらひとたまりもありません

近所の奥様方についにあそこの息子はおかしくなった

だなんて言われてしまうのであります。

私はひたすらに考えた

必死に笑いを堪えつつ、金玉に放水を浴びながら

しかし考えれば考えるほど、客観的に見た自分の図がイメージされ

このまま死んでしまいたくなるのです

なぜ私がこんな目に遭わなければならんのだ！

そして今頃、この欠陥ウォシュレットを作った技術者達は

俺がこんな状況になってるとは思いもせず

自宅で悠々とビールを飲んでたりデリヘルを呼んでたりするのであります

一般ユーザーがこんな状況になってるとも知らずに悠々としやがって！

私は心底憤怒している！

そして怒り心頭でふと目をやるとトイレットペーパーのカッター的なアレあるじゃないですか？

我が家ではアレの上に飾りの花柄の布が乗っておるのですよ

コレだ！！

ミッションインポッシブルで主人公のイーサンが頭の爆弾を潰すために

体に電流を流す時、木を加えていた！確かに食いしばれば何とかなりそうだ！

だが何も無しで食いしばると歯とかアレじゃないですか

そこで私は布を取っ払い口に入れ噛み締めた

イーサンは頭に爆弾を埋められ、その危機的状況を脱するために木を噛み締め、自身に電流を流した

一方私は

金玉に放水を浴びながら花柄の布を噛み締めひたすら耐えていた

なんとアホなミッションインポッシブルであったか

そんな事をしている間にプーーーンと音と共にノズルが引っ込んだ

そうです！タイマーでございます！

私は金玉をビシャビシャにしたものの生還したのであります！

ありがとうイーサン！

とか思ってるとプーーーンと音と共にまたノズルが出てくるではありませんか

もーえぇっちゅーねん！っと怒鳴りながら

私は停止スイッチを力任せに押しトイレを後にするのでありました。

読者諸君。心して聞いてくれ

一人地獄絵図を俺は確かに見た

っと、言っておこう。