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あれはまだ高校生の時であった
学校から帰ってきてそのまま制服で原チャリに乗り あちこち走り回っては駅前で集まって仲間数人と喋っていた さて、この後は何をするか? 血の気の多い仲間はどこかに乗り込んで走り回ろうだなんて言いますが 縄張りが荒らされた!だなんてその地元の 先住民が出て来てしまうと非常に面倒くさい おっさんであれば「まぁまぁ」だなんて 爆竹入りタバコを差し出して 爆竹が破裂して放心状態の間に逃げてはゲラゲラ笑ったり出来ますが 同年代が出てくるとそうは行きません タバコを差し出してしまうと、いい気になってくわえタバコをしよるのです奴らは くわえタバコに爆竹入りタバコではケガをさせてしまう っと、なるとバイクで遊ぶしかありません。 どちらかと言えば走りの血の方が濃い地元ですので 鬼ごっこと称して適当に追いかけさせてその後はぶっちぎって終わりですが 何が面倒くさいって自称最強が次から次へとやってきては、やれ筋を通せだのタイマンだのアホがアホ全開な奴らをデロデロと引きつれてやってくる っで、来たからと言っても面倒くさがりな仲間共なので うわ!ヤンキーの大群が来てるよ?誰のお迎えなんだろう? みたいな雰囲気を出して完全無視 我々は常に前を見ているのだ!チミ達みたいに一歩下がっては一歩進んで 結局その場に留まってるだなんて事しないのだ。 過去のおもちゃは思い出されるまで黙っておけ! っと、ここで火にニトロを注ぎ込んでやれ喧嘩がどーのこーのなるのも 当時はもしかしたら面白いかな?ともうっすら思いましたがやはり面倒くさい。 所詮は高校生、叩き合いに過ぎんのです で、その叩き合いですら面倒くさいからバイクは乗らない(見つかるから) っと、言う事で乗り込み遊びは却下 ついでに良く考えたらバイト行くのに原付使えないのはいささかキツイ。 じゃ、何するよ?真夏の時期の俺たちはますますやる事が無い。 高校生とは不思議な生き物で、何ででも楽しめる癖に その何かを見つける事が出来ない生き物なのです。 すると仲間の一人がいきなりオカマのモノマネで んんっ!!暇ねぇ~… だなんて言いだした するともう一人の仲間が ぅん…そうねぃ… だなんて言いだしたもんだからその後は 突然、全員がオネェになる 近くでタクシーを待っていた社会人様方は 俺らの後世大丈夫か!?だなんて心底思っていたであろう。 そんな事を思われてるとは微塵にも思ってない俺らは オネェだからだなんて理由で駅の外の公衆トイレの女子便に入って 鏡で顔を整えてみたりするのだ。 っで、外に出てきたら あんらぁ~、あんたほんとベッピンねぇ~ だなんて言いつつ俺たちは楽しんでいたのだ。 だがこの後、事態は一変する。 全員オネェで イェーヒッヒッヒッヒやら フェーッヒッヒッヒッヒッヒ だなんて談笑していると突然後ろから 志村けんみたいな声で「ちょっとあんたら!」だなんて言われて ハッ!と振り向くと そこにはオカマの大群(総勢10名)が デデェーッン!! っと突っ立っておったのであります… そこからやれ「バカにしてるのか?」等といろいろと罵られますが 当時は皆若かったので「知るかぁ!」だなんて言い返しちゃうのです 普通なら乱闘騒ぎになりますが、オカマの方々は 不思議と揃いも揃って素晴らしい人間性を兼ね揃えた方々ですので 若い我々に勝を譲って引いてくれるのです。 そしてオカマが去った後、初めて見るオカマの大群に鼓動を早めながら 変った人達もおるもんだ、しかしなんでオカマになるのだ? 当時の俺たちは理解出来なかった。 だがバカにしてしまってると分かればオカマゴッコは続けられませんので やる事は再び無くなり、その場の雰囲気も少々悪くなったのでそのまま解散 突如として始まったオカマゴッコは強烈な最後を迎え、その後始まる事は無かった。 そしてその日の晩は 美川 憲一にボコボコにされる夢を見た 読者諸君。心して聞いてくれ あの時の俺たちは崖に向かって青春ランニングしていた っと、言っておこう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2012年03月03日 22時38分27秒
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