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テーマ:我が家の100冊(44)
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長女の行っている東京の女子大から学報が届く。
読んでいると、こぼれ話として「プリンスってほんとうに王子さま?」というのが 載っていた。 prince.英語読みだとプリンス、フランス語ではプランスという発音になる。 サン=テグジュペリの「星の王子さま」(原題 ル・プティ・プランス)やバレエ「白鳥 の湖」のジークフリート王子など、代表的な王子であるが、本当に王子なのであろうか? フランスでプランスといえば、大貴族の称号の1つで、人にもよるが公爵より上位、 場合によっては一国の君主である、とのことである。 我が家の書棚に名作アニメ絵本シリーズ「はくちょうのみずうみ」が有った。 早速、見てみる。 この本ではジークフリードが王子で母は女王となっている。父親は出てこない。 「星の王子さま」でも父王は出てこない。花と星に彩られた夢物語と思われがちだが 各所に一国(星)の主としての自覚が書き込まれている。 学報の「こぼれ話」では、彼は王子というより「ちいさな君主」なのではないだろうか。 そして、ひょっとすると、というより多分、ジークフリートは王子というより大公で、 政治の実権は摂政である母后にあるのではないか。 とはいえ、「星の王子さま」という邦訳のタイトルが魅力的で読まれたのも事実、 難しいところである、ということである。 ところで、我が家に有った名作アニメ絵本シリーズ「はくちょうのみずうみ」であるが その昔々、近所の娘さんが持っていたものをどうも貰ったものらしい。 本の裏に近所の娘さんの名前が記載されていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月11日 10時44分47秒
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