だちょうの脱走
世の中が平和な証拠であろうか、こういうことがニュースになるとは…このだちょうの肉は、安心して食用に出来るということで、カンガルー同様数年前より注目されている。味は上等のかしわ(鶏肉)といったところで、カンガルーのほうは柔らかいビーフといったところ。スーパーで手軽に買えるので、たまに食する。これはステーキにして、それに似合ったソースをかけていただくのが良いようである。この年末にはエキゾチィックなものをトライする最良のチャンスである。ただし、ヨーロッパでいうエキゾチィックには、日本の寿司などである。そうそうフォアグラ、これには、鴨とガチョウが犠牲になるのだが、歴史的にみるとガチョウが古く、あとで鴨がジョイントしてきたというかたちである。フォアFOIEは肝であり,グラGRASは脂身なので、目一杯に肥やした肝を指すのである。鳥たちは放し飼いのように広い草原で育ち、動けなくなるまで人間のために餌を食べて太るのである。生肝とか半生の肝が季節ものであり、あんまり日持ちしないが、旨いのである。さっとソテーしてイチジクなり玉葱ジャムなりでそれ用のパンにつけていただくのである。お酒はあったほうがいいけれど、なくても問題は無い。一度帰国した時に、堺市の鴨つくしの店に連れて行ってもらって、肝をいろいろ味見したことがある。串焼きからうどんから刺身からあるわ、あるわだったが、そんなに全て食べられるものではない。さもなければ、動けなくなって鴨の二の舞である。ご用心、ご用心。