ガレット・デ・ロワの豆
昔はいつも(煮た)そら豆を入れていたのですが、いつのまにやら陶器のフィギュリン(キャラクター人形)が入っています。食べる時に注意しないと歯がポロッです。これはイエス・キリストさまが馬小屋で産声をあげたあたりに大きな星が流れたということですが、それを目撃した東方の王様三王がそれぞれにプレゼントをその馬小屋まで持参して、ご対面されたという日を祝ったものです。当時はオリエントエキスプレスも四駆もなく、駱駝に楽だ~というナビゲータースタイルで砂漠を渡り、なんと三王とも同日についたらしいです。彼らがそれぞれに持ちよった贈り物は、皆様もうご存知だと思いますのではしょります。しかし一応は金、お香、ミルラであるというのがキリスト教での解釈です。金を贈った王は肌が金の如くきらやかで、お香は茶色の肌をした王、ミルラは黒人王だということです。またこの三人の王も、三人でないという説もあり、どれも都合よく扱われています。さて、ガレットにもどりますと、この日丸いタルトを切り分けて中にそら豆が当たった人が王さまか、王女さまになり、紙で出来た王冠をかぶって、王女さまか王様を選びます。子供の遊びみたいですが、こうして勉強するのでしょうね。と書いてしまえば、それまでですが、家でも簡単に出来ますし、お気に入りのケーキやさんで買ってきてもいいですね。中にアーモンドのあんこを入れるので、栄養もたっぷりで香りもよく、暖かいホットジンジャーティーと合います。通勤、通学電車やバスががらすきなのももう終わり、来週からはまた毎朝、毎夕混みあう中を雨が降っても、風が吹いても朝暖かいふとんから出なければなりません。でも昨日のバーゲンで暖かい靴を買ったから、それを履くのが楽しみでもあります。