ついでに、イタルに至る。。
2月6日はボブ・マーレイの生まれた日としてジャマイカでは祝される日である。特にこの10日には、ジャマイカで大コンサートがあるという。つまり明日。彼は1945年生まれだった。(1981年没)彼の「ラスタ」についてはあえて語らないが、イタルという謂わば菜食主義にちかい生活様式がオニオンの目の前をちらついていたので、付け加えておく。オニオンはゴスペルをちょっとやってるので、そこでアフリカ黒人の歴史みたいなことを習うのである。参加者には興味のない人も多いけれど、オニオンが惹かれるのは、その音楽性が言葉がどこから来ている、という点である。現代の西洋の音楽はアラブ音楽の影響をうけたものが多い。というか、そうでないものはないくらいにアラブを通して音律は完成された。(エジプトもアラブとして考慮)そして、ジャズやブルース、ラゲエ、ロックなどなんと言っても発祥はアフリカである。さて、イタルも興味深いのであるが、ラスタの主義というか、彼らはもともとのアフリカの言語はアメリカ人たち白人に盗まれたと思い込んでいるというのである。これは、日本に近いオーストラリアの原住民の悲劇と同じである。原住民の言葉は白人にとっては悪魔の言葉として、その根を根こそぎ抜かれてしまったのである。言葉は魂と同じである。魂を抜かれれば何が残るか。。。日本人は幸いにして、とにかく言葉だけは白人に抜かれたなかった。ラスタたちは、op-pression という言葉を down-pression に書き換えている。彼らの辞書には oppression が無いのである。つまり上からの圧力でなく、下からの圧力としているのである。そうやって、白人の圧力に抵抗しているのである。オニオンはこれは素晴らしいことだと感じた。圧力に対する抵抗は、実際にその目に遭った者でないと理解しえないかもしれない。しかし、したたかに生きるということではないだろうか。特にラスタマニアではないオニオンだが、最後に有名なくだりを。。。あえて訳さない。 "As sure as the Sun shine Way up in the sky, Today I stand here a victim. The truth is I'll never die..."イタルはitalでvitalのvをとったもの、彼らの菜食中心の食事から。