新(しい)月から。。
ダイアナだけでなく、オニオンにとってもこの時期は忘れられないのである。2002年9月1日の夜事故に遭って、それ以後オニオンの生活は変わったのである。怪我をしたわけでもないが、マイ車は完全にとどめをさされた。そしてオニオンライフの1ページがめくられたのである。車が無くなったことで精神的にとても軽くなった。肉体的には打った足が二年ほど腫れていた。でも自分の努力ではなかなか捗らない仕事が、一発の事故で遂行出来たのである。あの(スローで経過した)瞬間、きれいなライトブルーの空に浮き雲いくつかが斜めに見えた。オープンルーフでもないのにそれしか見えなかったということは、衝突のショックで車がゆがんで回ったのだろうか。。とにかく最後の停止位置とは離れたところに、しかも逆向きになっていた。あれから5年たったわけだ。思えば、あの時はまだ本格的に習い事を始めていなかった。その夏のはじめに和太鼓のパレードをして、無事終了したことで満足していたのか、ぼんやりと音楽がいいなぁ。。と感じていただけだった。ゴスペルをその秋から開始した。事故が無くてもゴスペルはやることになっていたが、レッスン後夜遅い帰りに車が無くなってしまったのは、残念のような、当然のような心境であった。それまで外出もしなかったオニオン、夜出歩かなかったオニオンが少しずつ変化していくのである。でも本性はまだ現れないままであった。