エピローグ。。
先週の「夜来香」のエピローグです。ちなみに、先に来るのがプロローグです。なんでもない事かもしれない。本人だけの問題なのかもしれない。ほんの数分のために、練習に練習を重ねて、電車の中でも路上でも階段でも事務所でも、夜中の2時であろうが、近所に迷惑だろうが、歌い続けてちょっとクレイジーに思われたかも知れない。でも建前として、本音としてきちんとやりたかった。自分自身に顔向けが出来るように、自分のためにやったのである。だから人が何と言おうともどうでもいいのである。どう思おうと構わない。さもなければやりたい事は何も出来ない。それが今回は結果的に教師のメンツもたてたようだし、皆喜んでいたようだし、只一人出席のクラスメイトのクリスチャンも来年はギターで伴奏やってやる、なんて来年もやるの小さい子供、泣き叫ぶ子供に「黙れ」と言うと余計に声を張り上げるものである。しかし「それだけしか出ないの?もっと出してごらん」とけしかけると、とたんに静かになってしまうものである。(反対の場合もあるので要注意)大人も同じ事、オニオンは知人数人にステージを見に来てくれと誘ったのだが、誰一人として来なかった。いつも思うのだが、この時にと思う時には、皆さん何かと用事が出来てしまうのである。「来なくてもいいよ、来ちゃだめよ」 と念を押しておけばやってきた可能性がある。人間なんてへそ曲がりなものである。オニオンにもそういうところがあるからよくわかるのである。しかし、しかし、一番気になるのは「あんたなら出来るわ」というやつである。昔から周りからいつもそう言われ続けてきたオニオン、出来て普通、出来なければ普通以下なのかナポレオンだったか、「最大の楽しみは、君には出来ないと世の人が言う事をやる事だ」と。。オニオンは何をしても「やっぱり出来たんやんか」というコメントが返ってくるのである。だから、本当に皆をあっと言わせることはなかなか出来ないのである。まぁ、この年で宇宙船に乗って月でも歩けば「あっ」と驚くだろうか。。が、案外普通の生活をして、普通の結婚をして普通におっちんだら、「へぇ~~」って驚くような気がする。まぁ、もう遅いけど。。何事もチャレンジ、そしてチャレンジである。結果は必ずついてくる。他人にはどうでもいい事、自分には大切な事である。本当言うと、テレサテンより日本語うまいよと自分で思い、練習に励んだオニオンだったのです。人は独自のところで自信を持てるのでいいのです。