新月までのカット。。
オニオンがカットに行くのは、大抵新月から満月になる時です。しかしながら、今回は新月前に行っちゃいました。そんなにしょっちゅう行かないので、毎回行くところを変えています。昨日行ったのは、400メートルほどの通りに5軒以上の美容院のうちの一軒です。やってくれたのはちょっと男には優しすぎる感じの人でした。いろいろ話しかけてくれるのですがオニオンはクールに構えていました。彼はもの足りなさそうで気の毒なので何か話そうとしましたが、何も浮かんできませんでした。結局、彼は話すのが好きなのですね。でも自信ないのか、小さい声でささやくようにしゃべるのでオニオンは聞きとれませんでした。適当に返事するのが嫌なので、真剣に答えるようにしました。そこまでしなくてもいいのですが、彼はとても孤独な人じゃないかと感じました。といっても多くのカット士(髪結いや)さんはおしゃべりのようです。それに歯医者さんも客が口を開けている間にどんどんしゃべってる人がいます。オニオンの歯医者さんもそうでした。とまれ、理容師さんとでもいうのでしょうか、彼はとても繊細な人のようでした。カットしたせいか、今日は気分がすっきりしてしまいまして、胸につかえていたことが出てしまいました。相手は仕事先の人ですが、あまりに幼稚な態度にチクッときたのです。でもあまりにも気分が解放されて楽なので、全く後悔してません。その人旧東欧の人なのです。今はベルギーに住んでいますが、生まれも育ちもあちらです。独裁政治の時に子供時代を過ごした人です。その彼女がオニオンの事を「マダム・ラ・ポリシエール」(「婦人警官殿」ってとこでしょうか)と言いました。つまり当時の警察って感じですが、うまいこと言うなぁと感心してしまったオニオンです。オニオンは昔からちょっと怖いオーラを出すようですが、不義を許さない閻魔さんのような感じではないでしょうか。。