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カテゴリ:日本
(今日は長編になってしまいましたわ。あしからずぅ。。)
日本語では、中国の方から来たとされてるカンジ(漢字)があります。 その中国では、上りや下がりなど数通りの読み方があり、字の意味が変わることもあります アクセントが付く場合もありますが、無くても中国人なら問題ないようですけど。。 オニオンが図書館で閲覧してる(フランス語版)仏教図鑑の最後に索引があります。パーリ語から始まったり、サンスクリット語からや、中国語や日本語から語彙を検索できます。翻訳はもちろんフランス語です。よって表示はすべてアルファベットなんで、かろうじてパーリ語の髭などのアクセントがついています。 日本語から始まるところは、 日本語→中国語→サンスクリット語→パーリ語という具合なんですが、「KI」 を見れば数個の行があります。つまり「ki」が縦に並んでいるのですね。 日本語の「き」は「Ki」なので、漢字なら次のようになります。仏教関係の言葉ですから限られてきますが、それでも 記 気 樹 機 喜。。。。。。。みんな「Ki」のところにあります しかしながら、続く中国語の発音訳はQIや JIや XIなどあります。それに中国語独特のアクセントはついてないのです 同じ「QI」でも意味を把握するには、日本語では「き」で出る漢字を想い浮かべながら、中国語発音と照らし合わせなければならないという具合ですから、中国語も知らないと役に立たないのです 中国語から調べれば、日本語漢字の読みが出ますが、全部同じ読みで「KI」だけなのですね。。 ここまでは相当マニアックですが、実際に学びたい時には深刻な問題です 日本人は中国と同じ漢字を使ってはいないのです。読んでも意味が分からないです。ラテン語がフランス人やイタリア人になんとか通じるのと違います。彼らの多くはラテン語を学校で習っていることがありますが、日本人は今の中国語やってません。言語学的にも中国語と日本語は近い親戚関係ではありません。 蛇足で続けますが、図鑑をはなれて、アクセント記号が不要な日本語では「しん」が、 新 心 芯 信 真 進 診。。。。。。とあって、 どれも同じ発音です。ワープロ機能では変換時に意味により選ぶのですが、同じ字でも意味が使われ方が違ってくることがあります。話し言葉は比較的やさしいけど、正確に書くとなると難儀ですね 日本人の名前の漢字をどう書くか教える時に、「希」だったら希望の希と言わないとならないし、世紀の「紀」になることもありますね。。 だから、かの連合国では戦争で日本語というモノを廃止したかったのでしょう それは言葉が複雑だと手なずけられないということでしたが、結果的には見事に手なずけられてしまってます さらに 英語やフランス語などでは、主語や述語、目的語などがはっきりしてるので、とてもわかりやすいですね。逆に言うと、主語や述語を明確にしないと意味が通じないということです。 日本では挨拶語というか、慣例語があって、それ自体の意味は無く、ただ使っているモノがありますね。「お疲れ様」「よろしく」とかですが、何に対して疲れたのか、何をよろしくなのかわからないと訳せません。すでに書きましたが、帰国時に大阪のミナミで試着室から出てきたオニオンにかけられた言葉が「お疲れさまでした」ですが、疲れとらんよぉと。。むろん何着も試して疲れることもありですけどね。。 よく西洋の外国人には理屈っぽい人が多いようなことを聞きますが、彼らの言語が理屈で成り立ってるのですね。。きちんと組み立てないと理解は無理なのです。 つまりすべての部品がないから、製品を作れないというところです。ところが、日本人は外から見て中を想像して、あるモノだけで組み立てることができるのですね。形を真似るのがうまいのです。 さらに今は廃れたかもしれませんが、以心伝心があって、はっきり言わないところを想像するとか言い当てることがありますね。うまく当たればいいですけどね。。 欧米でははっきり言わないと、叫ばないと、なかなか聞いてもらえません。他のアジアではどうなのか知りませんけど。。自分の存在を他人に伝えるには、パワーがなければダメで、他人が自分を思ってくれるってことはまずない オノマトペも日本では豊富です。中国語にもあると反論されましたが、もともとの感性が違うようです。あっちではそれらを全部漢字で表すので、日本のカタカナ語とひらがな語や漢字までも組み合わせたオノマトペはやっぱり素晴らしい 「ききなし」というのももしかしたら日本語だけかも知れませんね。。これからは、アナログの表現よりもデジタル化によっていつでも再生してしまうかもね。。そうなれば、アナログ言葉は終わりになるか。。知らんけど。。 訳するということは、ただ語彙を換えるだけではなく、伝えたいことを伝えるということです。最近の日本のことは知りませんが、I love you では日本人の気持ちは伝わってませんでした。それらを無理やり変換せしめられたのですが、外だけ真似て中は別物、つまりメード・イン・ジャパンになってるようですわ 今日本ではアルファベットで名前やタイトルを付けて、意味もしっかり理解しないで響きが良いと喜んでる人たち多いようですね。。昔、日本語が廃止されかかった時に、命がけで守り抜いた人たちが生きていれば悲しい事でしょうね。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年02月01日 08時00分07秒
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