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カテゴリ:言葉の魔法
言葉の編で話しましたが、ことば、語彙は勝手に独立してどんどん意味や解釈が変化いきます。
我々が体調がすっきりしない時に普通の医者の所に行きますね。特にどこも悪くない、異常なしと言われても落ち着かず、何か「病名」をつけてもらわないとすっきりしない。。 自分の体の不調の原因は自分にあるのに、他人の医者に名づけ親になってもらうのです。「名前」がないと何だかわからないし不安だとなるのです。(不安という名前の不安) 自分の子供や犬に名を考えて付けるのも同じようなモノですかね。。戸籍に入れる時は必要ですけど、そうでないとどう呼べばいいか。。時に「刑事コロンボ」の飼い犬は「犬」という名前でした。 昔子供に生まれた順番に、一郎、次郎、三郎、四郎、五郎と付けてましたね。。わかりやすかった。 ところがクラシック音楽には名前より番号で知られているモノが多いですが、大衆には「皇帝」とか「結婚協奏曲」や「運命」と言った名前の方が覚えやすいのかも。。 野の花にも草にも名前をつける。専門家にとっては、それで区別するからでしょうね。。植物たちは色や匂いで他と分けている。 そうなのですね、名前を付けることで区別できるからです。 私は「風邪」なんだとか、「コロナ」にかかったとか、「下痢」「更年期障害」「アレルギー」「疲れ」「胃潰瘍」。。。漢字あり、カタカナ語あり、ひらがなあり、ローマ字もあり。。 以前、ストレスが溜まっていたオニオンは胃酸が逆流してきて夜中苦しみましたが、いくらあほなオニオンでも胃酸が逆流したと分からない事はありませんでした。でもそれをわざとらしく「神経性胃酸逆流症状」だと名前を付けるのが今の一般人の好むことなのでしょう。そうしなければ不安なのかもですが、あぁ、あほくさい。。 形の無いモノに名前をつけて、形にしないと不安のようですが、形は常に変化していきます。無常です。ばかげてるとは感じませんか。。ね 我々とか、私とか、あなたとかも「ことば」のなせる業。。 といいながらも、言葉を紡いでいかないとここの更新できないですけど。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年06月23日 12時00分11秒
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