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カテゴリ:映画
昔、彼がよく行ったパリの日本レストランにバイトしてた人が、アランドロンの目は青かったと。。を思い出した。
日本では繊維会社のCMでフランス語のセリフを言って、子供たちがダダダバ、ブジュビジュヴィーと言って真似しあったのも。。あれは英語でなくフランス語だったから効果があったのだ。 「ダーヴァンはエレガンスの云々。。」と言って、短く早かったのである。すぐに意味がわからないからこそ、話題になったのである。 彼は日ごろから常に誰かに見られていることを意識していると語ったと言うが、フランス男の象徴みたいな役柄が多かった。トイレでもそうだと答えたそうだ。それがフランス男の理想かもしれないが、実際はフランス男はどこであっても意識なんかしないだろう。。 オニオンの一番のお気に入りは、チャールズ・ブロンソンと共演した「さらば友よ」だった。一番最後で何か叫ぶのだが、ブロンソンに一役取られて負けたという叫びのようだった。 当時の日本ではブロンソンのCMが毎日何回も流れてきて、寡黙なちょっとアジアっぽいフェイスなのがよく、オニオンは彼の顔と名前の入ったシャツが欲しくて、使いもしない男性用の化粧品を買って父に無理やり協力してもらったのだわ。。 それくらい、アラン・ドロンには惹かれなかった。見え張って格好つけて、結局負け犬で、まことしやかにしゃべりまくるあんな軽い男という印象はずっと変わらなかった。さすがである。不変のスターだった。 よく相棒をしたジャンポール・ベルモンドーのほうがリラックスしているようで面白かったし、もうひとりフランス人の好きなベスト3では、ルイ・ド・フュネスがいたが、彼を超える役者はもう出てこないことは確かである。ちなみにオニオン息子は、サントロペシリーズの映画をビデオでテープが切れるまで何度も何度もリプレイしてたくらい。。 さて、特にここに書くことはないけど、もうあの頃の、つまりフランス映画の繁栄期の役者の殆どが姿を消してしまった。ドロンがどろんと消えたが、きっと最近熱くなった地中海をヨットに乗ってどこかに沈んだのだろうか。。 DELONと書くので、カタカナ語はドロン、しかし発音は違うのでフランス人には通じないだろう。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年08月19日 00時00分12秒
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