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カテゴリ:亡国のイージス
しばらくこのテーマからはなれてしまった。
公開が迫ったので、それまでには最後まで書き終わらせたい。 「数で転ぶ政治屋は当てにできんよ。」(文庫本下巻29ページ) この「政治屋」というのは、この物語で首相を務める梶山のことを差している。 筆者が自分の本心としてどう考えているのかは知らないが、ものすごく政治不信を感じさせる表現だ。 自分の国の首相を「政治屋」呼ばわりなのだから。 ちなみに「政治家」というのは、簡単にいうと国や自治体の現在、将来をしっかり考え、市民の生命と財産を守り、市民の利益を最優先する政策、行動を取る人で、「政治屋」というのは政治を職業として、自分の利益を優先し、自分が利益を得るためにその権力をフル活用する人のことだ。 なんだかタイムリーかもしれないなぁ。。。 「加藤の乱」(森前首相の不信任決議案事件)の時も、今回の郵政民営化法案決議も、結局、国民のためではなく、自分の党内での数の論理、保身が優先される。 そして、造反が成功しても、成功しなくても、党内野党を演じることで「気骨のある人」を演出することができるから 次の選挙でも安泰だ という筋書きだ。 国民のために何が良いかを考え抜いて、本当におかしいと思ったら、離党するなり、自ら不信任案を提出するなりすればいいのに、最後は自分の保身が優先する。 小泉首相のやっている事だって、数あそびだろう。 「派閥解消」「自民党をぶっ壊す」の意味は、、、 「森派以外の派閥は解消」 「自民党橋本派をぶっ壊す」 だったことは、そろそろみんな気が付いてほしいなぁ。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月06日 00時28分39秒
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