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テーマ:政治について(20246)
カテゴリ:政治
郵政のごたごたで思うこと。 というより、前から思っていたことではあるが。。。
政党に所属していると、党執行部に議員個 人の意見は封殺されてしまうということ。 参院では確かに封殺仕切れなかったが、今度のことで反対議員が党の公認を本当に受けられなくなり、それにより議員でいられなくなったとしたら・・・次に同じような事になった時は間違いなく執行部に従うという選択肢しかとらないだろう。 これは、政党政治では民主的な議論にならず、公認権を握る党執行部の意見がすべてに優先する強権政治となってしまうという、今までの腐敗自民党でも恥ずかしくてやれなかったことをやれる前例を作ってしまった事になる。 (これが「小選挙区比例代表制」というシステムによる事だけが原因だとしたら、取りあえずそこだけでも直す必要があるだろう) ひとりひとりが意見を言いあえば必ずぶつかり、だから多数決で決めるというのが民主主義だと思う。 それを国民が毎回やるわけには行かないし、すべての事を勉強できるわけもないから、その地域の市民の代表として議員を選び、その議員に委任しているはずなのだが、その議員が市民の代表としてではなく、執行部に従うことになったら、民主主義なんて成り立たない。 ここを早急に「改革」して欲しいと願う。 党議拘束なんて出来ない法律を作るだけで良い。 今回の郵政問題は、「郵政事業を民営化することに賛成か反対か」(本当は政府の出した欠陥法案に賛成か反対か)という極端な2者択一を迫った。 本当は「改革」することが目的だから、分割して一部を民営化とか、民間との統合・売却とかの選択肢があっても良かったものを単純な2択にしてしまったのが2大政党制の限界なのではなかろうか? 党内で意見を集約して一本にしてぶつけ合うからこうなる。 もっと柔軟にするには、3つの大政党が必要なのでは考える。 どれも単独で過半数を取れないから、法案ごとにより近い考え方の政党と協議して法案を作ることが可能になるから、1つの党の執行部がごり押しするような法案になならない。 少しはましな法案に修正されることが期待できるのでは? 椅子のバランスを取るのにも3本足が一番安定する。 ただ、3つと限定するのは無理があるので3つ以上としよう。 本当は、より民主主義に近づけるには政党なんてない方がいいと思うが、そうしてしまうと、見えないところでつるまれる可能性が恐いというのもある。 3つ以上の大政党(中政党?小政党?と言った方がよいのか??)になるには・・・ ・1つの政党から当選できる議員数を制限する。(少なくとも過半数を超えないように) ・1つの政党から立候補できる議員数を制限する。 のどちらかか? 2大政党制とはいっても、実質はどちらか過半数をもった政党が独裁的に権力をふるう構図に近いわけだから、単独過半数は最初から与えないようする。 法案ごとの連立は認めても、今の自公のような最初から連立ありきは禁止する。 これが出来ればより民主主義に近くなると考えるが・・・ 最終的には議員と政党の倫理観、正義感に依存するので。。。 いくらシステムを立派にしても、それを使うのは人間。 人間がシステムを使いこなせるかどうかにかかる。 2大政党制というシステムも使いこなせそうもないから。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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