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テーマ:政治について(20246)
カテゴリ:政治
今朝の読売新聞朝刊に、得票数が一通りでていました。
昨日は夕刊の記事からだったのですが、もう少し詳しく見ることができました。 数字って面白い?不思議だなぁ、、、と感じてしまいます。 昨日は比例選の得票数(主要5党)しか載っていなかったのですが、今朝は一通り書いてあります。 昨日、比例については確認したので、今日は小選挙区の得票数、得票率、議席率を確認します。 得票数 得票率 (前回) 議席率 (前回) 自民 3251万票 47.8% (43.8%) 73.0% (56.0%) 公明 98万票 1.4% (1.5%) 2.7% (3.0%) 民主 2480万票 36.4% (36.7%) 17.3% (35.0%) 共産 493万票 7.3% (8.1%) 0.0% (0.0%) 社民 99万票 1.5% (2.9%) 0.3% (0.3%) 国民 43万票 0.6% -- 0.7% -- 日本 13万票 0.2% -- 0.0% -- 無所属 324万票 4.8% (4.6%) 6.0% (3.7%) この数字を見ると、小選挙区での得票率では自民は4ポイントしか増えていないのに、議席率として1.3倍(17ポイント増)にのばし、民主は前回とほとんど変わらないのに議席率としては実に半減(17ポイント減)してしまいました。 オール・オア・ナッシング(all or nothing)と言う言葉が思い浮かんでしまう数字です。 コレが今の選挙制度の出す結論ですが、コレで本当に民意は反映出来るのでしょうか? 僅差でも勝ち負けがつくことはスポーツでは当たり前ですが、政治でコレはよいことなのでしょうか? 金メダルあって銀メダルも銅メダルもなし。 そんな結果? そうでもない? わけがわからなくなってきます。。。 もう一つ、比例の得票数と比較すると、面白い傾向がわかります。 自民 2588万票 公明 898万票 民主 2103万票 共産 491万票 社民 371万票 国民 118万票 日本 164万票 自民も民主も、小選挙区に比べ、比例の得票数が低い。 自民 -663万票 民主 -377万票 そして、、、 公明は +800万票!!! 自民は連立ということもあり 「比例は公明!」 の選挙区があるのはわかりますが、比例公明の残り130万票は??? ほとんどが民主から流れたと考えるのが自然??? 一部の選挙区でそういう報道がありましたが、、、 選挙に勝つためならなんでもあり? 勝たなきゃ意味がない? でも、これをやったから大敗? 退廃? 少なくとも、比例で民主が小選挙区と同等の得票になっていたら、もう少しはカッコもついたでしょうが。。。 共産党が491万票:493万票ということを考えると共産党は党としてもぶれが無く、それを支持する層にもぶれがないということでしょうか? 少なくとも言えることは、与党(自民党単独でも)が絶対安定多数を握ったことで、政策実現のための法案成立のスピードは格段に上がるということは間違いないでしょう。 そして「抵抗勢力に阻まれた」とされる「小泉改革」の中身がこれからあらわになります。 私に今まで見えていた 「小泉改革」 というものは、大企業、高額所得者を優遇し、貧富の差を拡大させるもののように見えていました。 これが誤った見方であったとなるのか、それとも間違いでも何でもなく、一段と加速される体制に入るのか。。。 仮に「小泉改革」によって貧富の差が拡大し、大企業、高額所得者、議員、官僚が幸せなお金持ちになることで日本の財政破綻を免れ、財政が健全化し、景気も回復、再生するなら、私は貧乏しても、飢えても、国が無くなるよりマシだから我慢しますか。。。 ・・・・ 本当に財政再建は底辺から絞りとるしか方法がないとは思えないんですがねぇ。。。 内閣府の試算の意味するモノは果たして。。。 最後の切り札 河村たかし氏 に期待しましょうか。 彼が総理になれば、即座に議員年金は廃止。 年金一元化は加速します。 他のことが見えてこない点では、郵政以外なにも語れない小泉首相と一緒ですが。。。 まずは民主党の代表になってもらわないと始まりませんが。。。 PS 「一内閣一閣僚」なんて言ってどこ吹く風ですが、「一内閣一法案」なんて止めてほしいです。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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