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テーマ:政治について(20245)
カテゴリ:政治
自民党の中曽根弘文・元文相他、郵政民営化法案に反対票を投じた自民党参議院議員11人が、次の国会では賛成に回るということです。
「恥知らず」 の称号を与えたいと思いますがいかがでしょうか? なんでも、 「衆議院選で国民の意思が明らかになった。『国民の明確な意思』を重く受け止め、これを尊重する」 そうだ。 首相は 「郵政民営化に賛成か反対か」 とは聞いたかも知れませんが、 「郵政民営化法案に賛成か反対か」 とは聞いていないんです。 参議院の法案をよく知る大先生達は、 「この法案には不備がある」 と反対したのですが、これはどういう事なのでしょうか? 国民が郵政民営化に賛成したような選挙結果かも知れませんが、「明らかに不備のある法案を通してくれ」とは言っていないと思いますよ。 「どこが不備なの?」 「どう修正すればいいの?」 を反対した議員として明らかにする事こそが、賛成した国民に対する責務では無いのでしょうか? 法案の不備など、国民がそうそうわかるものでは無いのだから。 「法案の不備」を指摘し、反対しておきながら、無修正(開始時期以外は)で提出される不備のある法案を今度は賛成するという。 「議員として職分を全うするには、こんなちっぽけな法案でこれ以上もめるのはいやだ。」 とでもいうつもりなのでしょうか。 元自民党幹事長の加藤紘一氏は、衆議院で賛成票を投じた後 「こんな法案は政治生命をかけるほどの法案ではない。ごたごたしたくないから賛成しました。」 と言い放ったときもショックでしたが。。。 「あきれてモノも言えない」 と思うのは私だけではないと思いますよ。 落選した元自民党森派議員の城内氏は 「法案を勉強したからこそ反対せざるを得なかった。 法案の中身を知らなかったらたぶん賛成していたでしょう」 と語っています。 ここに真実があるのではないでしょうか? 城内氏も、もう自民党議員ではないのだから、「勉強したからこそ反対」の理由をもっと国民に伝えるべきでは無いのでしょうか? 野党議員よりはよっぽど裏事情もわかっているのでしょうから。 言うと外交上問題になりそうだから言えないのでしょうか? そして、まだこの参議院造反議員への対応を明らかにしない自民党と、それを指摘しないマスコミ。 そもそも、自民党からすれば衆議院の造反組より罪が重いのはこの人達ではないのでしょうか? 衆議院で反対した議員達は全て処分され、「復党もない」ことが自民党から宣言されています。(これからの経過を観察する必要はありますが) なぜ、未だに参議院議員は除名されないのでしょう? もし、参議院造反組が衆議院造反組より軽い処分を受けるようなら、自民党執行部にも 「恥知らず」 の称号を与えたいと思います。 しかし、、、 この郵政民営化法案というのはスタートも2年後、完了は12年後という長い先のことであり、完了後も含めて成否を観察していかなければならないものでしょう。 この法案が通ると、私たちの生活がどう良くなるかなんてすぐにはわかりはしない。 むしろ、この郵政にかけていた時間に総出で役所の予算明細を洗い出した方がよっぽどまともな改革すべき根っこを捕まえることができたのではなかろうかと考えてしまいますが。。。 郵政問題と選挙はほとんど内政・外交の失政の目隠しに使われたように感じていますがどうなんでしょう。。。 マスコミもそろそろ当落議員の追っかけはやめて、これからの「新生自民党(?)」によりなされる政治についてもっと目を光らせていただきたいと願いますが。。。 PS 前後の記事も読んでいただけるとうれしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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