|
テーマ:政治について(20244)
カテゴリ:政治
さっき、テレ朝のワイドスクランブルを見ました。
道路公団は10月1日で民営化ですか? 分割後の会長、社長6人のうち4人が公団からの天下り、残りは例の橋梁談合のA会とK会から一人ずつということは変わらないようですね。 近藤総裁も中日本に天下ります。 猪瀬氏、大宅氏とも、近藤総裁はこれまで2年間の実績を評価に値しないとして退陣を要求していました。 しかし、近藤総裁を任命したのは小泉首相です。 民営化推進委員を指名ししたのも小泉首相。 7名で発足した民営化委員が採決に必要な5人をとっくに割り込み、2人になってしまったのをほっぽらかしにしたのも小泉首相ですねぇ。。。 近藤総裁をどう処遇するかも、民営化推進委員会の提言をどう処遇するかも小泉首相の裁量の範囲なのではなかろうかと思います。 愛知万博で「弁当ぐらい」発言で手弁当の持ち込みを認めさせちゃった小泉首相なら、一声発すればどうとでもなる問題のように感じますが、全く見て見ぬふりを決め込んでいます。 猪瀬氏も大宅氏も近藤総裁のことを 「言うことはこちらよりでも、言ったことが何も反映されない。何もやってない、できていない。」 と評しています。 これって、この件についての小泉首相にもそっくり当てはまることではないのでしょうか? そこを抜きにして、近藤総裁だけを悪者にするのはいかがなものなのかと。。。 また、猪瀬氏、大宅氏ともに、 「民営化されると無駄遣いを止めないと利益が出なくなり立ちゆかなくなるから必ず効率化される」 と考えているようです。 でもね、 値上げで対応するってこともあり得るのではないでしょうか? 道路公団を民営化することで、今までの料金がさらに値上がりして、無料だったバイパスまで有料なんてことになりゃしませんかねぇ。。。 民営化することで、高速道路は永久有料道路になるのかもしれません。 採算性と安全性のバランスが取れないと、JR西日本のような大惨事も決してないとは言えませんし。。。 民営化してもトップも職員も変わらないのだから、急速に良くなると考えるのはあまりにも安易に感じます。 猪瀬氏は 「ここまで膿をだしてきた」 と胸をはりますが、未だにそれをどうなくすかが明確になってきていません。 具体的にどう体質を変容させられるのかは私には見えてきません。(私の不勉強のせいかも知れませんが) 納期に間に合わせるために突貫工事を行い、あとでボロがでて全部やり直しなんてことは民間企業では良くあることだと思います。(新車のリコールなんて良い例かも知れません。) これと似てるような気がします。 「民営化をいつまでと決めてしまったから、中途半端でも民営化」 なんてので大丈夫ですかね? それに郵政と同じで、道路は国民の大事な財産なのですから、そんな簡単に民間企業に渡してほしくないと考えるのは私だけでしょうか。。。 公団職員の待遇をやっかんだり、採算ばっかりに目を奪われないで、使う側として本当に何が大切かをもう少し議論しても良いのでは?本当に民営化でしか改革は出来ないのか?それは誰のための改革か?との感覚を未だに持ち続けています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|