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たんぷく

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2005年11月09日
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カテゴリ:政治
今日の読売新聞4面に2大政党のどちらもとんちんかんと思える記事が。。。


まず、民主党。

民主党が公認候補に年齢制限をつけるらしいですね。

・新人候補は公認内定時の年齢が60歳未満で、小選挙区で2回連続落選すれば原則として公認しない。

・前・元議員は65歳未満で、3回連続落選で公認しない。

・衆議院解散時に70歳を越える候補は比例名簿に載せない。

ということのようですね。

年齢で 差別 ですか。。。

「うば捨て山」という話を思い起こしてしまいます。。。

今日のワイドスクランブルに最後の日本兵と言われた小野田さんが出ているのを拝見しましたが、こういう方にもっと政治に参加していただけないか、議員になって活躍していただけないかと感じました。

小野田さんは83歳だそうですが、とてもそうは見えないし、なにより心が強いと感じました。

こういう方がもし今から 「政治を 日本を変えたいから議員になりたい!」 と考えても、民主党は門前払いするのですね。

若けりゃいいなんてのは何を根拠にそうなるのでしょう?

政治と金の流れに飲み込まれたどうにもならない老害議員しか今の国会議員の高齢者にはいないということなのでしょうか?

だから 「年寄りはいらない」 という発想になるならわからないでもないですが、歳を重ねることで深みを増している人材も排除ですか?

そうでなくてもこれからは高齢化社会が進むんです。

高齢者の気持ちを理解できない議員だけでいいのでしょうか?

全くもってとんちんかんだと思いますよ。。。



対する政権政党、巨大与党となった自民党。

谷垣財務大臣が 2007年に「消費税引き上げ法案」を提出する考えを示したことに対して自民党幹部がなんだか言っているようですね。

竹中総務大臣は

「歳出削減に切り込もうとしている時に。増税議論だけを先にする方々は抵抗勢力だ」

と批判したとか。

もし谷垣大臣がいわゆる「小泉改革」に抵抗する勢力なら、首相は即時に罷免するべきでしょう?
そうするように進言するべきで、谷垣大臣を批判したってなんにもなりゃしませんよ。

そして、そんな発言をする大臣を任命した小泉首相の責任は???


武部幹事長は

「増税はやむを得ないという世論作りは許されない」

と指摘したとか。

選挙中に「増税」を口にした人がなんてことでしょう?
この人の口と脳みそはいったいいくつあるのでしょうね?


与謝野経済産業大臣は

「消費税の議論をすると歳出削減の努力が緩む、と言う人は、日本の財政の深刻さを認識していない」

と谷垣大臣を擁護したとか。

そもそも財政が深刻だから消費税増税なんてのは、税収にしめる消費税の割合や、消費税が景気後退要因になることを認識していない人の妄言では?仮にも経済産業省の大臣なのだから、「景気回復すれば自動的に税収は上がるから消費税の増税には頼らなくても良いはずだ。そのために経済産業省としては歳出削減努力をしつつ景気対策にしっかり取り組みます。」ぐらいのことを言ってほしいんですがねぇ。。。
「議員年金が高いというなら下げてもらって結構だ」とか、自分たちで決められることを他人事みたいに発言をする人ですからしかたないですか。。。


そして当の谷垣大臣は、

「与党の税制改正大綱で出されたスケジュールを一番素直に解釈するとそうなる」

と改めて強調したとか。

そりゃそうでしょう。
その税制大綱があり、政府税調がありで、これを既定路線にしているのは政府・与党なのですから。

「この税制大綱を抜本的に見直す」 なんてかけ声がかからない限りは、すべて谷垣大臣の発言は政府・与党としての正論なはずでは?

政府内、与党内で、いったいどういうすりあわせがあるのでしょうね?

まだ「抵抗勢力」を無理矢理演出しようってのでしょうか?

これまたとんちんかんな話ですよ。。。


しかし、政府としてこれは放置してはいけない問題だと感じます。

濃い膿・・・間違えた・・・小泉首相は、どちらかの立場をしっかり支えなくてはいけないのでは?

真っ向から違ってますよ?

この方向が違えば、財政再建の方法論が根本的に違う閣僚を持つ内閣と言うことですよ?

この際だから、郵政騒動のように白黒の態度をしっかり表明して、自分の意思と違うなら、目指す方向が違うなら、ばっさり切ってしまうべきでは?


もう止めるからどうでもいいのでしょうけど。。。







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最終更新日  2005年11月09日 13時53分28秒
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