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テーマ:政治について(20245)
カテゴリ:政治
偽造された構造計算書で建てられたマンションっていったいどういうことなんでしょうね?
日本が地震列島で、震度5以上で倒壊のおそれがある設計をしたとすると、そこには 「未必の故意」 というものが認められると思うんです。 殺人未遂罪で起訴してもいいのでは無いかと思うんですよねぇ。 こんなこと書いてる内にももしかすると地震が来て倒壊したら? そうなると今度は 「地震で壊れる可能性があると宣告された建物に住んでいる自己責任」 となるのでしょうか? なんだかさっぱり訳がわからなくなります。 これの元を作ったのは設計事務所、施工会社、販売会社は当然として、一番の問題は検査機関だと思うんです。 こういうことが無いようにするために検査機関があるはずでしょ? しかも、この機関は役所が受け持っていたものを民間にやらせるようにしたもの。 いわゆる 「官から民」 ってやつです。 さてさて、 何のための 「官から民」 なのでしょうか? もし、「官では効率が悪く、仕事もずさんだから民間へ」 という流れでこの機関が民間のものになったとするならば、それまで官でやっていた時代の検査機関はもっとひどいということでしょうか? 私はそうは思えないんですよ。 なんでこの検査機関は民間でやるようになったのでしょうね? そして、問題物件の販売会社は 「安くて広い」 が売り、 施工会社は 「工期短縮」 が売り だったようです。 「安物買いは銭失い」 という言葉が昔からありますが、いつも頃からか 「ものは誰が作っても同じで、高いものは売ってるところ、作ってるところが儲けすぎか流通が複雑なせい」 という考え方が浸透しすぎたのでは無いかと感じています。 だから 「こうこうこうして安くできました」 というホントかウソかわからないようなことを簡単に信じてしまうのかなぁと。 「安物買いは銭失い」 は今でも十分生きている言葉なのです。 企業が 「安くなければ売れない」「安ければ売れる」 という強迫観念にも似た低価格販売意識(いわゆるコスト意識というものとは違う)をもっていることもこういう安易な 「安もの作り」 をする原因なのではなかろうかとも。 そもそも 「消費者のために」 なんて仕事をする企業があるわけない。あってもいけないと思うんです。 消費者のためだけではなく、企業に勤める人、取引先企業やそこに勤める人、社会全体のために企業はあるはずだ(べき?)と思っています。 そういうバランス感覚が無くなっているのでしょうか? 消費者側にも 「自分だけ安く買えればいい」 という身勝手さがあることも原因でしょうか? 「株主がもうけるため」 なんて恥ずかしげもなくいう人も出てきていることには情けないものがありますが。。。 ちょっとはずれましたが、デフレが 安もの作り=手抜き・低信頼性商品作り を助長しているような気がしてなりません。 もっとも、この件はもっと悪質で根深いものを感じますが。。。 そんでもって、、、 この補償はどうなるのでしょうね? 買った人の 自己責任 ですべて終了でしょうか? そんな社会でいいのでしょうか? 莫大な税金を湯水のようにどこやら好き勝手に使って赤字にしておいて、こういうところはほったらかし? オウムのサリンテロの犠牲者も満足な補償をうけていません。(小さな政府といわれるアメリカでもテロ被害に手厚い補償があると聞きます。) 新潟の被災地の方々の補償は? 関東大震災が来たとして、政治家、高級官僚達はきっと手厚い補償を受けるのでしょうね。 即座に高級議員宿舎、職員宿舎を建築しそうな気がします。他の一般人被災者ほったらかしで。 小さな政府でも大きな政府でもいいですが、「国民の生命と財産を守る」ことに税金をもっと使って欲しい気がします。 小さな政府になって 「国民の生命を守るために軍事費を倍増します。財産は小さな政府なので守り切れません。自己責任でお願いします。」 という世の中にはならないでほしいなぁと。。。 とにかくいろいろ考えさせられる事件です。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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