それもよし

農で起業する!―脱サラ農業のススメ
杉山 経昌

まだ完読していませんが、やっぱり「農で起業」の一番とっかかりの「農地の確保」のところがさっぱりわからないなぁという印象です。
ただ、興味深い部分はたたあり、「農!黄金のスモールビジネス」よりは遥かに共感するところも多く、勉強になります。

例えば、
７ページ
「私が頑張って売上を上げれば上げるほど、どうやら日本中のゴミ屑を山のようにして石油をどんどん浪費する、ということになるんだなと思った。」

私もそう感じて物作り（電気系）に興味が失せた経緯がありますから。


そして、先日書いたこの記事＝「便利」が人類を滅ぼす
これを的確に表しているのかな？って記述もありました。

８ページ
「人間は自動車に乗って高速に移動することができるようになった。これはものすごい進歩みたいだけど、それは勘違いですよ。あなたは車を買うために何時間働いていますか。車検代、保険料を払うために、燃料を買うためにものすごい時間、何百時間も何千時間も働いた結果、車に乗ってちょこっと移動してるだけ。（中略）　しかもエネルギーを浪費している。これが進歩ですかというわけだ。みなさんが頑張れば頑張るほど地球は壊れますよと言っているのだ。」

それ以外にも、日本の農政の過ちや、農民の過ち＝補助金頼みのこと、有機農業の過ちなど、私の感じていたことがクリアになっていく感じは多々あります。

ただ、「私は間違っていない」と安心はできるものの、どうやって就農（？）するかの道筋については。。。

それが一番知りたいところなのですが。。。