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数ヶ月前の話だけど、
岡本太郎のグッズをオークションを探していると、 岡本太郎の作品らしい?という油絵が出品されているのを見つける。 出品者のコメントに真偽は分からないので責任は持ちませんとあった。 海中の生物か怪物が戦っているような、 斬新で大胆で、でもとても楽しい感じのする絵。 作風は完全に岡本太郎だったが、 似たような作品を見たことがないので、 偽物であるような気もした。 でも、例え偽物でも欲しいと思うくらいに その絵が気に入ってしまったのだ。 かみさんや息子にも、その画面を見せ、 この絵を落札するからなんて言っておきながら、 終了直前に5万円位に値上がりしたので落札を諦めてしまった。 その直後、自分にとって大きな物を失った事を実感した。 何故、落札しなかったんだろう。 本物かどうかなんて関係なかったのに、 とても気に入っていたのに。 その絵が見られなくなるのはとても辛いので、 慌ててその画面をプリントアウトし仕事場の壁に貼った。 壁に貼ったその絵を見る度、 やはりいい絵だなあと思いながら、 あの日、落札を諦めたことを悔んでいた。 でも、もしかすると、落札した人がそれ手放すかもしれないと、 その後、何度も確認していた。 それから数ヶ月、 あるところでそれが本物である事が分かった。 巨匠、岡本太郎の油絵、 どうやら数百万円の価値があるようだった。 やはり、そうだったか・・・ 数百万円の価値という事で更に後悔したのは確かだけど、 これでもうこの手にはできないものになってしまった事が悲しかった。 あの時から数ヶ月の間、 色々な想いで見ていた壁に無造作に貼ってあるその絵を 額に入れてあげようと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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