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今考えると私は変な浪人生だった。
デザイン専門学校を中退し大学受験を決めたのは 高校時代に交通事故の後遺症で満足に出来なかった学生生活を 専門学校で取り戻す事が無理だと感じたからだ。 専門学校の学費を無駄にした手前、 受験は学費が東京一安い大学一本に絞った。 当時4年間の学費総額が入学金を含めても100万円以下だった。 もうそこに入れなければ他がないので、 秋には在校生のような顔で学園祭に行って、 入部予定の音楽クラブのコンサートを見て部室まで見てきた。 ほんとは先輩に挨拶もしたかったのだが、 ステージ衣装だったので恐くて出来なかった。(笑) 浪人中というのにバイトもしていたし、 勉強も大学生活を考え合間に毎日1~2時間ドラムの練習をした。 とにかく学生生活が楽しみ楽しみで、 ただ無我夢中で大嫌いな勉強、そしてドラムを練習した。(笑) そんな学生生活の夢を浪人中の仲間に話すと、 皆、学生生活の事なんて全然興味が無いようだった。 そこに入ってどういう学生生活をしようとかより、 ただ○○大卒という学歴が欲しいだけのような反応だった。 その後、運良くその大学に合格し、 予定通りそのクラブに入り夢だった学生生活を思い存分過ごした。 そして社会人になり、 そこで、人は思った以上に学歴というものを意識している事を知る。 高学歴の人はそういう扱いをされないと納得できないようだった。 身近な親しい人間でさえそうだったので、 その事にとても戸惑ったのをよく覚えている。 これは決して「自分は違う!」と言いたいのではなく、 私も高校時代の事がなかったり、 運良く高学歴になれたら自分もそうだったんだろうと思う。 まあ、これは学歴の話だが、 いい扱いを受ける為に何かをしてきた人にとっては、 そうでない人と同様に扱われるのは気分の良くない事なのだろう。 テレビで政治家や芸能人が格差について話をしているが、 彼らこそ特別な扱いをされないと納得できない人間だろうし、 彼らこそ格差大好き人間なのではないかと思う。 資産家や成功している人たちは、 格差を是正するなんて全然興味のない事だろうし、 彼らも格差大好き人間なのではないかと思う。 世の中は世の中を動かしている人の都合の良いように動く。 例えそれが少し改善の方向に向かったとしても、 それはただ彼らにとって都合が悪くなるからだ。 だから格差なんか絶対に無くなるはずはない。 いや、格差が無い事の方がおかしいのだと思う。 ならどうすればいいのか? それについてはまた書きたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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