「負けん組」の新しい生き方と野望

投資だとか運用だとか、
個人も企業もこぞってそういうマネーゲームに翻弄されている。

それは実質的な労働もなく、何かを生み出すこともない。
でも、それが企業本来の仕事より利益を出していたりする。
つまり、会社は労働だけでは成り立っていないわけで、
そろそろその意味を理解すべき時にきているんだと思う。

お金の価値だけを売買し、
実際の世界では到底不可能な大金を動かす事に狂喜乱舞している。

それはまるで、本来なら身体を使い学び成長しながら、
その成果を感じながらするべき事を、
大した疲労もなく、面倒な人間関係もない
何の制約や障害もない画面の中のゲームの世界で、
際限なく夢中になっている状況と似ている気がする。

但し、大きく異なるのは、
テレビのゲームでケガはしないが、
マネーゲームは大ケガをする場合もある事だ。

時には今回のような大爆発を起こして、
関係ない周りまでを巻き込んでしまう。

そろそろこの金融というシステムに支配された世の中から脱却することはできないのだろうか。

少しくらい貧しくなってもいいし、
少しくらい夢が小さくなってもいい、
少しくらい不便になってもいいから、
もっと、人間が生み出すリアルな力に目を向ける世の中になって欲しいと思うのだが。