カテゴリ:本とか映画とか
インターネットで「乗り移り人生相談」なるページを見つけました。
そして、久しぶりに開高健さんの本を読みました。 昔、「オーパ」とか「ベトナム戦記」などのルポ物や「生物としての生物」、「風に聞け」などのエッセイを好んで読んでました。 ほんとすごい作家さんなんですよね。 今回の本は初期の短編集の 二重壁/なまけものです。 開高さんは大阪で少年時代を過ごしてるんですが、のんびりした生活から戦争で悲惨な暮らしをしたり、機銃掃射で危うく殺されかけたりしてます。 そんな生活からかなり鬱屈した感じがするのですが、初期の作品にもそんな印象を受けます。 疾走する文体が、内面へずぶずぶ。開高さんの内面へ。 深い闇が深すぎる・・・。センソーを知らない、ほんまの悲惨さを知らない僕には読みきれんのやろか。 そんな鬱屈と対症的な登場人物たち。 特に後半の昭和三十年代のルポに登場する人達のたくましさ。 開高さんは、そうゆう逞しい人になりたかったんかな。 開高健『オーパ!/OPA!』開高健『オーパ!/OPA!』【DVD】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/04/23 12:50:20 AM
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