|
カテゴリ:カテゴリ未分類
毎年、子ども達が楽しみにしている”あーちゃんちの盆踊り”。 あーちゃん(私の母の呼び名)宅から徒歩1分の距離にある公園で 毎年盛大に行われています。 お姉ちゃんは、歌も好きですが踊るのも大好き。 恥ずかしがって踊りの輪に加われない多くの子ども達をよそに 無邪気に、そして懸命に踊る姿が、我が子ながらとっても可愛らしく 素直な”子どもらしいこども”だなぁと感心して 見ていました。 と・こ・ろ・が・・・ 今年はなぜだか私の足にしがみついて離れない! 「ほらっ。踊ってきなよ」と促すと 「いやだ!!!」と。 「え?なんで?なんで嫌なの」と聞くと信じられない言葉が耳に 入ってきました。 「恥ずかしいの」 「え~っっっ!!!!」 ガビーーーーンって感じです。 去年まであんなに楽しそうに踊ったのにぃ。 もう、あの可愛らしい姿は見れないのかっ。 ザンネン。 仕方がないですね。頭が真っ白な状態で 言われたと~おり、カキ氷の長蛇の列に並びました。 『恥ずかしいから踊らない』『恥ずかしいから踊らない』 頭の中はまるで念仏みたいに、おねえちゃんの言葉が繰り返し 流れます。 踊らないなら盆踊りじゃないですよね。 カキ氷の次はおもちゃ屋さん。 でも、カキ氷で時間を使ってしまったせいか、 閉店間近のお店には欲しいものがなくて何も買わずじまいでした。 大きくなるってこういうことなんですよね。 だんだんと恥ずかしくなって、子どもらしい無邪気な 部分が無くなっていく。 ま、いつまでも子どもじゃいられませんから 仕方が無い事なんでしょう。 母はとってもさみしかったです。 この夏のイベントで、子ども達が一番楽しみにしていたのは 横浜アリーナで行われた 『ディズニーオンアイス ミッキーミニーのプリンセス&ヒーロー』 というスケートショーです。 6月が誕生日の妹ちゃんと9月が誕生日のおねえちゃん。 8月はちょうど真ん中の月になるので 「ふたりのお誕生日プレゼントだよ」とご招待しました。 早くから「あとなんにち?」「あとなんかい寝たら?」と も~ぅ、しつこいくらいに聞かれました(笑)。 それ位楽しみにしていてくれたんです。 チケットは、前売り先行予約の先行予約(2年前にも1度行っているので チケット会社からメルマガでお知らせがきました)で 受付開始時間ぴったりに郵便局から振り込むことが出来、 その甲斐あってか前から4列目、というチケットが届きました。 どんな席で観れるのだろう。 私も内心わくわくしていました。 (こちらも)と・こ・ろ・が。 アリーナの4列目までは斜度も無く平坦になっていて、前の方が座ると 高さの無いステージ(リンク)が全く観えなくなってしまうんです。 5列目からは20センチ弱位の段差がありましたが 5列目の方でも「これじゃ観えない」ともらしていらっしゃいました。 (ちなみに3列目に座っていた小学校4~5年生位の女の子も 立ち見していました。) 自分より前の席に、小さなお子さんが座った場合はまだいいのですが 私達の前の席の方はほとんどが大人。 しかも手を大きく伸ばし、携帯やデジカメでビデオを撮ってらっしゃる。 自分だけが観れればいいのでしょうか。 ちらりと横を観ると、観えないながらも一生懸命、文句も言わずに 狭い隙間から覗くようにしてショーを楽しむ我が子がいます。 二人の目は、絵本でしか見たことのない憧れのプリンセス達に 会えたことで、キラキラと輝いていました。 「二人が喜んでいるのなら、それでいいのかも」 「大の大人が、子どもが文句も言わずに観ているのに 夢を壊すようなこと言ったり考えたりしては駄目!」 「でもやっぱりこの席全然観えない!!!」 「二人の誕生日プレゼントなのに!」 休憩までの1時間。こんな事ばかり考えていたんです。 で、駄目もとで交渉してみることにしました。 「子どもが全く観えないので何とかしてほしい」 「アリーナ席の空席の固まりに移動されている方が いらっしゃるから、子どもの2席分だけでも用意して下さい」と。 すると 「空席のアリーナ席への移動は無理」 「料金が一緒ですので下がる(ステージから遠くなる)ぶんには構いません」 ということでした。 それなら、と下がってみると ステージの全貌が見える! 隙間からではありましたが、間近で観る迫力と天秤にかけた時 迷わず下がる事に決めました。 子ども達もこちらの方がいい、というので。 と言うことで、交渉の甲斐あって残りの1時間はディズニーの 夢の世界にどっぷりと浸かり、ショーを楽しんできました。 それから最後にもうひとつ。 妹ちゃん、”はじめてのおつかい”に挑戦しました! その日の夕方。牛乳が残り少ない事に気づいた私は そばにいた牛乳大好きっこの妹ちゃんに 「セブンイレブンで牛乳買ってきて」と お願いしてみました。 すると 「了解」と額に手を当て敬礼しました(笑)。 こんなことは、はじめて。 本人が行く気なので、私も慌ててポーチに500円玉を入れ 「おつりをもらってくるのよ」と 手渡し、「いってらっしゃい」と送り出しました。 コンビにまでは信号も無く直線で、妹ちゃんの足なら5分位。 しかも、しょっちゅう”じーじ”がお菓子を買う為に 二人を連れ出してくれている、歩きなれた道です。 それでも本当に一人で行かせる訳にはいきませんから 「大人が行かないなら私は行かない」と 残ったおねえちゃんと隠れながら妹ちゃんの後を ついていきました。 少し遅れて店に到着し、店内をそ~っとみると・・・ レジで妹ちゃんがお店の人とお話をしているようでした。 「きっと牛乳の場所を聞いているんだね」と のんきにおねえちゃんと話していると。 なんとっ! 妹ちゃん、牛乳買って出てきました。 お店の出入り口でばったり! 「あれ?!妹ちゃん、牛乳の場所、知らないでしょう。」 「牛乳、上のほうにあって、届かなかったんじゃない?」と聞くと 「場所は知ってたよ。ヤクルトの横だもん」 「手も届いたよ」 と平然と答えます。 すごい! たいしたもんだ~。 普段はおねえちゃんにも私にも、甘えてばかりの妹ちゃん。 でも肝は座っているというか、根性があるというか。 普段から、ご近所の方なら知らなくてもご挨拶をし、 たわいもない立ち話を交わしてなるべく子ども達の顔を 覚えてもらえるようにしています。 何かあった時、ご近所のお力も借りられるからです。 そのお陰か、子ども達もご近所の方たちと、 何気ない会話をすることが出来るようになっています。 そしてこの時、妹ちゃんはコンビにへ行くまでの間に ご近所の方2名と会話を交わしていました。 帰宅した妹ちゃん、すぐにばばちゃんに買ってきた牛乳を見せ 「一人で買ってこれたよ~」とご満悦。 オムツがなかなか取れなくて苦労した妹ちゃんの姿は もうありません。 夕方とはいえまだ暑いこの季節に、重い牛乳を最後まで離さずに 持ち帰りました。 私と3人でさいたまへ電車で帰省の途中、妹ちゃんを気づかい 先頭を歩くお姉ちゃん。私の荷物を取り 「重いでしょう、持ってあげるね」とも。 この夏、普段なかなか気づかなかった子ども達の成長ぶりには 目を見張るものがありました。 少しずつですが、優しく、強くなっている子ども達に 私も心が癒されました。 私も二人に負けないように、少しずつ成長していきたいな そんな風に思った夏休みでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.09.03 16:15:16
|