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カテゴリ:秋田・岩手 酒びたりツアー
【第1話】今日から、酒びたりの食べまくりの旅スタート! と、いきなり衝撃的な昼食!からのつづき
御食事処「福寿草」での旨い昼食とお酒で本調子になり、いきなり酒談議に花が咲き乱れてしまい、すっかり予定時間を狂わせてしまった一団。(浅野さん、すみません) あわてて車に乗り込み再び青森⇒秋田県境を通過し、秋田県山本郡八森町に入ります。 八森・・八森・・・ 「♪~秋田名物八森はたはた、男鹿おがぶりこ~♪」 このフレーズが頭の中でエンドレスに流れている。 そうこうしている間に、ある神社に到着。 白瀑神社 (これは白瀑神社の裏側) 白瀑。これから伺う白瀑さんと同じ名前。 そう、白瀑さんの仕込み水はここのお水だという。ここから3Km先の白瀑さんにひきこんでいるそうだ。 この滝がっ!白瀑さんの旨いお酒の源でありますっ!! 「この滝に打たれてみたい」身の程知らずな思いが一瞬よぎる。 そんな貴方のために、滝の脇には更衣室が完備。 それにしてもこのあたり一面、マイナスイオン濃度100% 瀧に打たれずとも、俗世の垢がはがれおちる、そんな感じである。 ちなみに毎年8月には神輿の滝浴びといって、神輿担いだまんま滝壷へ。 「すっすごい!担いだまんま滝に打たれるんだ!」と憧れの思いを抱いたのと同時に、「水含んですっごく重くなるんだろうな」と。 神輿担ぎ人としての現実的な感想である。 神社をでて数分で、今旅最初の酒蔵見学先である「白瀑」(山本合名会社)さんへ到着。 ナビゲーターはもちろん、浅野さん。 これが、先ほどの白瀑神社から3kmのみちのりを経て流れ出している仕込み水であります。 ダァーダァー流しっぱなしでありますが、我々が伺ったので特別にという訳ではなく、栓を締めてしまうと破裂してしまうので常にこの水量でこの状態で流しっぱ。 やわらかでまろやかなお水で、ついガブ飲みしてしまいます。 こちらは麹室。手前にある麹蓋に麹を盛ります。 酒造りに用いられている道具です。オフシーズンの今はしばしの休憩でございます。 酵母は6号・7号・9号・14号・15号・こまち酵母を使用。 杜氏さんが代わり、ご自分の造る酒と仕込み水との相性など試行錯誤して造られているそうですが、ビッタシ相性いいんではないですかとojaは思う今日この頃。 お酒を搾るときに使われる「槽(ふね)」です。いや~このテリといい厚みといい肌の質といい(表現だけ聞いてると豚の角煮のようですが)、お酒好き・神輿好きそして「木好き」のojaとしては撮らないわけにいかない! 斗瓶もいろんな形や色がありますね。 昭和30年代のピーク時には7,000石も生産し、炭鉱で繁栄していた北海道・夕張でも親しまれていたという「白瀑」のお酒。現在は700石の生産量でひとつひとつ丁寧に醸しだされている。 ということで瓶詰め作業も4人が1チームとなり手作業で詰めています。 1人目:ホースから瓶にお酒を詰めまして・・・ 2人目:スポイトで量を調整しまして・・・ 3人目:蓋をして・・・ 4人目:上の「打栓機(だせんき)」でしっかりと栓をしめます~。 といった工程。 ここの蔵も昔7,000石造っていた時のまんまなので広い広い! 現在はオフシーズンなので荷物の置場にしたりしてますが、仕込み時期にはこのタンクの間を蒸米担いで蔵人さんが走っているそうです。大変な重労働。 昔のままなので建物も頑丈に作られてますね。壁厚が30センチあります。これだけ厚いと外気温が蔵内に影響するまでに2日間かかるそうで、そのおかげで、2日前温かかったら2日後に蔵内ではどのような準備をすればいいか段取ることができるそうです。 先人の知恵というのはすごいですね。 酒好き・神輿好き・木好き+たてもの好きのojaとしては、この手のお話、鳥肌モンであります。 帰り際にまた美味しいお水をガバガバ頂き、白瀑さんをあとにしました。 車内はアドレナリン増量者続出。 その中で運転に集中する浅野さん。クラプトンが渋く流れ、クールダウンへとうながしてくれる。 完全にクールダウンする前に到着したのが、2軒目の見学先喜久水酒造(能代市)さんであります。 車から降り立った瞬間!またまたアドレナリン増量↑↑ 常に全員が興奮状態。 蔵内に入ってすぐ目の前に精米機が ドーン と鎮座。 喜久水さんでは原料米に華吹雪を主に使われているとか。 ちなみに華吹雪はおとなり青森県の酒造好適米。 「自動製麹機」!! その奥にはピュアウォーター浄水機あり、遠心分離機あり、すごい!なんぼ設備投資してる!? (多分oja宅丸々数軒建てられるだろうな(@_@)) 喜久水さんの仕込み水は地下水をくみ上げているそうです。 現在は年間1,200石の石高。 日本酒蔵では見慣れないオーク樽がころころとあるじゃないですか。 これは焼酎貯蔵用にあるそうです。 喜久水さんの特長のひとつに「醸蒸多知」修行というものがあります。 これは、平成元年から毎年開催されている酒造り体験制度で、一週間、蔵に寝泊りをし杜氏と共に酒造りをするというもので、修了者には醸蒸多知の称号を与えられるそうです。 今朝から明日までずーっと同行してくださっている浅野さんも4代目 醸蒸多知なのです。 秋田の冬、厳しそうですがそれだけにいいお酒もできるのでしょう。 (←【第1話】今日から、酒びたりの食べまくりの旅スタート! と、いきなり衝撃的な昼食!) (まだまだ1日目はおわっちゃいないですよ。つづきはこちら→) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月15日 02時28分49秒
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