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カテゴリ:東日本大震災
東日本大震災から一年以上経過し、今も、自分の心に大きな不安と戸惑いを 抱えたままで、時間だけが虚しく過ぎていきます 一口に「復興」というけれど、私にとっては、「格差ある復興」で、 心も家屋も、少しも復興していない・・・ 近所の家が、次々と解体され、新築されるにつれ、 取り残されていく不安が大きくなるばかり・・・ 今は、住む人のいない空き家を見ると、去年の今頃、クシャクシャの泣き顔の私に、 何も聞かずに、家庭菜園の野菜を届けてくれた隣人の優しさを思い出し、 涙が溢れる時があります・・・ 震災後、物不足の時の買い出しの情報交換をしたり、犬が怖くて消極的な私に、 積極的に甘えて、犬の可愛さを教えてくれた隣人の飼い犬に癒されたり・・・ 知らず知らず、助けられていたんだな~、と懐かしく思います・・・
震災後、普通乗用車が通過しても、震度1くらいに揺れを感じるようになりました。 テレビの地震速報を見る度、発表される震度にプラス1の感覚です ゲリラ豪雨や突風の異常気象もあって、 昨年の秋に、あと数センチで床上浸水という恐怖を味わい、 床下浸水の後始末に追われて体調を崩した事もありました・・・ 今年の突風では、地震でも剥がれなかった外壁の一部が剥がれ落ち、 灰色のモルタル部分がむき出しになりました 去年の大晦日の前日、せっかく、外壁を直したばかりなのに、 震災の時、何でも無かったので、そのまま、補修しなかった所でした 毎日の天候が心配で、「豪雨」が発表されると、心配になりく、ストレスがたまります 母には悪いけれど…夫と2人だけならば、荷物を整理して、 ペット飼育可能の賃貸に移り住みたいくらいです。 新築の家々は、今までよりも遥かに高く盛り土をして、申し訳ないのですが・・・ あの家々の敷地にたまっていた雨水までも、一気に流れ込んでくる恐怖を感じます
一年前は、自分の心だけでも、もう少し立ち直っているのかと想像していました。 でも・・・一年以上経過して、少しずつ復興らしき雰囲気が広がるにつれ・・・ 津波で亡くなった義伯母と従兄(義伯母の息子)の死までも風化されそうで・・・ 二人の無念を思うと、可哀想でたまらず、涙が溢れます 大切な人を亡くして立ち直れない人に向かって、励ます気持ちから、 「いつまでも悲しんでばかりいては、故人の供養にならないから。」 と、ハッキリした言葉を発する人がいるけれど、 悲しみから立ち直る度合いは、人それぞれで、他人が強く言うものではない、 と、思うようになりました。
4月7日の最大余震後、同じように揺れる場所に住みながらも、 土地と家の強度で、地震への恐怖心に格差のあった妹夫婦・・・。 特に、妹は、「以前の地震の方が怖かった~。」と、平然と言ってのけたくらいで、 その認識から来る温度差が、今も、2人の間を冷え冷えとしたものにしています 「え~、いつまでも、そんな事ばかり言って~。だから、ダメなんだよ!」 という意味の言葉も言われ、どんなに傷付いた事か・・・
でも、仲良しさんは、自分の弟が亡くなって20年以上たった今でも、 「不意に悲しみに襲われるし、 出来るなら、あの時に戻って何とか助けたかった、と思う時があるのよ。」 と、理解を示してくれました。 大きな悲しみと深く傷ついた経験が、 今の仲良しさんの心の深さに関係しているのかもしれない、と思いながら・・・ いつの日にか、自分も、悲しみのどん底にいる人のお手伝いの一つになれれば・・・ それが、人生の先輩の仲良しさんへの恩返しの一つになるかもしれない、 と思うこの頃です・・・。
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