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カテゴリ:園芸植物
☆玄関脇で冬越ししてきたクンシラン、2本の花茎が伸びて花が咲きました。クンシランは、ヒガンバナ科クンシラン属の反耐寒性多年草です。ここ立川でも、玄関先で直接霜が降りたりしなければ、屋外でも冬越しできます。(2015年4月19日撮影)。
☆クンシランは、クンシラン属の総称だそうです。本来のクンシランは花が下向きで観賞用に適さず、花が上向きに咲くウケザキクンシラン(受け咲き君子蘭)の園芸品種がクンシランとして市場で流通しているそうです。 ☆クンシランは、南アフリカ原産で、ヨーロッパを経由して明治時代に日本に渡来したそうです。花茎の頂部に5~20個の花を咲かせます。この花の咲き方は、ヒガンバナ科の他の花と共通しています。花は、他のヒガンバナ科と同じく花被片6枚(外花被3枚、内花被3枚)で、子房下位(子房が花弁や萼片の下にある)です。ただし、他のヒガンバナ科の植物の多くは地中に鱗茎がありますが、クンシランは太い根を張るだけで鱗茎はありません。 ☆雄蕊が6本、雌蕊は柱頭が3つに分かれています。花の色は、一般的な朱赤の他に、薄黄や白色、桃色があるそうです。 ☆クンシラン(君子蘭)の名は、本来のクンシランの学名が「高貴な」「気品がある」という意味で、それに日本では「君子」という言葉を当てたことと、葉が蘭に似ていることに由来するそうです。葉が蘭に似ていることから「ラン」の名が付けられているのは、ヤブラン(藪蘭)などと同じです。 ☆南アフリカでは、主に森林内や岩陰など、強い日射しを避けた湿り気のある場所に自生しますので、直射日光の当たらないところが適しているようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.03 03:55:37
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