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カテゴリ:山野草と樹木と園芸植物
☆ウォーキングの途中の民家の庭に、変わった形のツバキの花が咲いてるのを見つけました。周りに7枚の赤い花びら、真ん中に1本の雌蕊、その雌蕊を取り囲むように多数の小さな黄色い花びら?、その周りに赤く小さなたくさんの花びら?。
☆八重咲きの花びらは雄蕊が変化したものということを読んだことがあったので、花の「八重咲き」について調べてみました。(2015年4月28日撮影)。 ☆ツバキと同じツバキ科のナツツバキの花です。5枚の花びら、たくさんの雄蕊、真ん中に1本の雌蕊です。(2012年6月22日撮影)。 ☆同じくツバキ科のチャノキの花です。5枚の花びら、たくさんの雄蕊、真ん中に1本の雌蕊です。このように、ツバキ科の花は、「5枚の花びら、たくさんの雄蕊、真ん中に1本の雌蕊」が共通しており、ツバキ科の八重咲きは雄蕊が変化したもののようです。 ☆ネットで調べると、「一般的に八重咲きとは、雄蕊・雌蕊などの花器官が変化して花びらとなる『弁化現象』によって本来の花びらの数が増加した花と考えられている」という記述がありました。(2009年10月11日撮影)。 ☆また、「八重咲きの園芸品種をひろく調べると、雄蕊が正常に形成される八重品種もある」こと、「正常の2倍程度のときを半八重、著しく多いときを八重とよぶこともある」という記述もありました。花びらの数は多くなっていますが、真ん中に雌蕊が見え、雄蕊もある八重(半八重)咲きのツバキの花。(2012年4月22日撮影)。 ☆花びらは八重咲きで、真ん中に雌蕊が見え、雄蕊もあるシュウメイギクの花。(2013年10月29日撮影)。 ☆ヤブカンゾウの花は、雄蕊の一部または全部が花びらのようになって、八重咲きになっています。この花は、たくさんの花びらとともに数本の雄蕊があります。(2014年7月4日撮影)。 ☆このヤブカンゾウの花は、八重咲きの花びらが見えますが、雄蕊は見当たりません。(2014年7月4日撮影)。 ☆八重咲きのクチナシの花。バラの花のような形で咲いており、雄蕊は見えません。(2014年7月1日撮影)。 ☆ムラサキカタバミの花の中に、変わったものがありました。大小の花びらがたくさんあり、まるで八重咲きのようです。雄蕊は見えません。調べてみると、ヤエムラサキカタバミが時々できるようです。(2014年11月17日撮影)。 ☆再びネットの記述から。「花びらまたは花びらのようにみえるものの数は植物の種類によってほぼ一定しているが、それらの数が正常なものに比べて多くなっている奇形を八重咲きといい、とくに園芸植物において、その例が豊富である。」 ☆このツバキの花は、たくさんある雄蕊が花びら状に変化したもののようです。それにしても、ツバキのたくさんの雄蕊が弁化現象で花びらに変化したことを示すかのような、たくさんの小さい花びらです。(2015年4月28日撮影)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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