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しろうと自然科学者の自然観察日記

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2017.03.21
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カテゴリ:園芸植物
☆クリスマスローズの花が咲いています。
  • クリスマスローズ01.JPG

☆クリスマスローズは、キンポウゲ科クリスマスローズ属の多年草です。
  • クリスマスローズ02.JPG

☆クリスマスローズの花は、他のキンポウゲ科の植物と同じく花びらのように見えるのは萼片なので、花弁(花びら)のようにすぐ散ることがなく、花が咲き続けているかのように長く鑑賞することができます。
  • クリスマスローズ03.JPG

☆赤紫色の5枚の萼片、花の中央に雌蕊、それを取り囲む多数の雄蕊、萼片と雄蕊の間に赤紫色の筒状の蜜腺が見えます。
  • クリスマスローズ04.JPG

☆花の中央に5本の雌蕊が見えます。クリスマスローズの花は雌性先熟で、雌蕊が雄蕊より数日前に熟し、受粉のチャンスを待っているそうです。この花は雌性期で、外側の雄蕊は伸び始めていますが、まだ雄蕊の葯から花粉は出ていないようです。
  • クリスマスローズ05.JPG

☆雌蕊の本数は、1本から数本まで様々なようです。こちらの花は雌蕊が1本。(2014年3月3日撮影)。
  • クリスマスローズ06.jpg

☆こちらの花は雌蕊が2本。(2014年3月3日撮影)。
  • クリスマスローズ07.JPG

☆こちらの花は雌蕊が3本。(2016年3月16日撮影)。
  • クリスマスローズ08.JPG

☆萼片と雄蕊の間にある赤紫色の筒状の蜜腺(ネクタリー)は、本来の花びらが退化したものです。同じキンポウゲ科のセツブンソウなどと共通しています。
  • クリスマスローズ09.JPG

☆クリスマスローズの名は、クリスマスの頃にバラ(薔薇:ローズ)のような花を咲かせることに由来します。なお、名前の通りクリスマスの頃に咲くクリスマスローズは、原種の一つである「ヘレボルス・ニゲル」という品種だけです。他のものは春の2月下旬から4月に咲く「レンテンローズ」という品種で、これもクリスマスローズの品名で流通しています。
  • クリスマスローズ10.JPG

☆クリスマスローズの花言葉は、「私の不安をやわらげて」「慰め」「中傷」などだそうです。古代ヨーロッパではクリスマスローズの花の香りは病人から悪臭を除くと信じられ、ギリシャでは狂人を正気に戻すといわれており、16~17世紀のイギリスでは憂鬱を追い払うのに使われており、「私の不安をやわらげて」「慰め」は、そのことに由来するそうです。「中傷」は、クリスマスローズの根に毒があることにちなむそうです。





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Last updated  2017.03.21 06:35:33
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