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カテゴリ:シナリオネタの日記
今年も既に半分終わろうとしているのに、半年目にして、ようやく創作モードになってきた。
今年から「作家集団」という、デビューを目指すために、長編シナリオを書くクラスに所属している。 しかし、作家集団の悩みは、1人の先生を除いては、講師がずいぶん(かなりずいぶん)年季の入った人たちで感性が古いという事だ。 感性に古いも新しいもないとは思うが、例に挙げられる映画のほとんどが黒澤とか小津じゃ、私のようにアンチ小津派はどうなるのだ 黒澤は確かに巨匠だと認めている。 でもクドカンも見たいじゃん。 黒澤の映画ってすごいとは思うけど、見るときの精神状況とかを考えなければいけないような「敷居の高さ」がある。 正直いつでもどこでも誰とでも見たい映画じゃないんだよね、長いし… 実は今、唯一の若い先生のクラスの空きを待っている。 その間休み続けるのもどうかと思うので、違うクラスに所属してるのさ。 でもその若い先生(仮にZ先生としよう)のクラスに人数が集中してるので、昔若かった先生のクラスは人数が程よく、作品が少ない 作品が少ないと、作品を書いてきた生徒の作品を延々と聞かされる。 面白けりゃそりゃ楽しいんですが、つまんない作品を50枚とか100枚とか聞かされるのはある意味、勉強と言うより拷問に近い罰ゲームすよ、あんた なので作家集団でのあり方を自分なりに考えた。 研修科の時は、課題に沿って作品を書いていたけど、今は課題がない。 研修科の時の癖で、人の目を意識して「面白い作品」を書こうとする癖が私にはあるけど、 今は人が面白い作品より「自分のカラーを出せる作品」を書こうと思う。 先日帝釈天の団子屋でちょっとした面白いトラブルがあって、その事を作品に書こうとした。 でも乗らないんだよね、気持ちが。 自分の作ったキャラクターなのに、主人公に感情移入できない。 元々私は、庶民的な作品を書きたい人じゃないので、この作品は保留にした。 それで不倫物を書く事にした。 私の友達が不倫をしていて、その不倫は、相手の奥さんもうすうす気付いているけど、特に問題も起こらず定着化している。 その「特に問題が起こらない」状態を打破するにはどうすればいい? そうだ、奥さんがいきなり相手の女に(旦那じゃない所がみそ)不貞行為の慰謝料を請求すると、 不倫が日常化している二人の恋はどうなるだろう? こんな事を考えているとわくわくしてきた。 元々私はお水の人間なので、他の人よりドラマチックな「引き出し」がいっぱいある。 でも今までは、自分の引き出しを使う事を恐れていた。 でも考えてみると、使わなければその引き出しはいつ使うの? って話だ 私の好きな作家とか監督達は、自分のカラーを持っている。 五社なら、「女の戦い」、クドカンなら男の子のばかばかしい部分を真剣に生きたり、「男女7人」の鎌田さんならちょっと大人の恋愛、ビリーワイルダーはコメディーチックだけど、ロマンチックで深かかったり… 今はそんな自分のカラーを出せる作品を書く時期のように、最近は思えてきた。 今構想を練っている話は、奥さんにも不倫の二人にも感情移入できてしまって、キャラクター像を考えているだけで楽しい 台詞も自分では「名言」だと思えるものがぽんぽん出てくる。 なので次の授業は休むことにした。 今は構想を練るのが楽しいので、書き出すまではこれに没頭しようと思う。 今年も半年目にしてやっと創作モードに入ってきた。 今年の前半はプライベートでもあまりいい風向きじゃなかったけど、 カーズの試写会も当たったし、 実は今ある公募の結果待ちなのだ。 今の所、3次通過までしていて368編中58編の中に残っているので、少しは喜んでもいいだろう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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