お買い物の神様改め「酒と音楽と映画の神様」

私はアニメ版を見た事がないと言う珍しい人なのだ。
でもこのアニメが号(┳◇┳)泣アニメだという事位は知っている。

で…実写版…
アニメを見ていないのでなんとも言えないが、
火垂るの墓と言うのはあの兄弟二人に感情移入して涙する話だと認識しているのだが…

この演出と脚本じゃあの意地悪おばさんに感情移入するように作られているので、どっちつかずな感じがした。
まあ意地悪おばさんの役を松嶋菜々子にしているので、菜々ちゃんが完璧な悪者に見えないように配慮された脚本なのだろう。
その結果、意地悪さ加減を遠慮してしまって、メインの兄弟にいまいち感情移入しにくくなっているように感じた。
まあ主役が松嶋菜々子だから仕方ないと言えば仕方ないんだけど…
アニメではまった人にはどう感じたのだろう…

こういう作りのドラマにするのなら、むしろ「火垂るの墓」と切り離して、あのおばさんがなぜ鬼になってしまったのか…だけにスポットをあてて脚本を火垂るの墓とは別物にした方がいいように感じた。
いつもの事だけど私は泣けませんでした…
まあ私の泣くつぼは変わってるからな