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カテゴリ:東京VS九州(福岡・長崎)
年に1度8月15日だけは長崎のざわめきを感じていたいなーと思う唯一の日。
しかし、今年我が家は、盆休みがなく日常と変わらず… 飛行機代も高いからなー 8月15日、長崎は精霊流しで街が賑わう。 何度かこのブログで精霊流しと灯篭流しは違う!!!! と、書いた事がある。 東京に来て初めて気が付いたが、 長崎のお盆は楽しくて切ないのだ。 13日の日は、初盆のおうちが墓参りに行く。 普通は14日に行くのがスタンダード。 墓参りは、長崎っ子にとっては楽しいイベントだ。 長崎弁で「やびや」と呼ばれるロケット花火や爆竹をお墓で鳴らしまくる。 爆竹を1個1個鳴らすのは、長崎っ子じゃない。 長崎っ子は箱に穴を開け、導火線を出して、 箱ごと火をつけるのが当たり前。 それをお墓でやるのだから、「バチあたりな!」と、 よそから来た人にはえらい驚かれる 墓参りで久々にいとこに会って花火対決をしたり、 大人たちはビールを飲む。 爆竹とやびやが一人で出来るようになれば、 長崎の子供はいっぱしの大人の勲章を与えられる。 15日は長崎の2大イベント(もう一つはくんち)である精霊流しの日。 さだまさしの歌のイメージで、 勝手に「厳かな儀式」と勘違いして見に来る 他県ナンバーの車などは、爆竹の標的にされる。 まあほとんどの主要の道はこの日は通行止めになるんだけど… 精霊舟は灯篭とは違って、おみこしのようなでかい船だ。 当然かかる費用も100万単位。 遺族の誰もが出せるわけではないので、 そんなおうちは町内の船に仏様を預ける形になる。 1つの船にたいして花火代も50万円~100万円位かかるだろう。 爆竹ややびや打ち上げ花火など、 そりゃーもう耳栓なしでは歩けないほどの騒ぎだ。 これが長崎流の亡くなった人とのさよなら… さださんの歌は華やかな儀式とは裏腹に、 その裏にある遺族の心情を歌ったものだ。 こんな街で私は18までを過ごした。 だから爆竹の硝煙の匂いを嗅ぐと血が騒ぐ 私がシナリオライターを目指したのは、 テレビでや映画で出てくる精霊流しが、 勝手に灯篭なんか流されて、ぜんぜん別物になっていたからだ。 これは爆竹を愛する長崎っ子への冒涜だと思った。 故人を送るスピリッツがぜんぜん違うんだよぉー!!! 夏が来るたびにこんな事を思う。 早くデビューして、いつかきっと迫力満点の 精霊流しの話を書こうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月16日 19時22分56秒
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