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テーマ:DVD映画鑑賞(14213)
カテゴリ:映画感想
色んな意味である意味すごい映画だった。
今夜は口直しに別の映画を見なければ夢に出てきそうだ。 色んなレビューを前から見ていて「気持ち悪い」 と言うのをよく見かけたが… いやホント「キモイ」とかいう可愛いもんじゃない。 脚本に関しては、一時は本気でパヒューマーを 目指した事のある私にしてみれば 「ふざけんなー!こんなの香水に対する冒涜以外の何物でもない!」と叫びたくなるシナリオだが、 それでも最後まで見せてしまうのは、 映像のグロさとか演出がすごいのだろうと思った。 一般受けは決してしない映画だと思うが、 「映画通」を気取りたい人達が、映像がどうの、 演出がどうのと語るには「すごい」映画なのかもしれない。 私は決して映画通でも通を気取りたい人でもないので、 こういう映画ははっきりきっぱり嫌いである。 とにかく後味が悪い。 この映画の決め手となる精油の抽出法にアンフルラージュ法 (映画では冷浸法と呼ばれている)がある。 これはあくまでも精油の抽出法であって、 香水を調香しているのではない。 主人公は、この冷浸法で娘達の香りを抽出する。 はっきり言ってこのシーンが一番多い。 精油にも香水にも興味のない人から見て、 「香水ってこうやって作るんだー」 と思われたら大迷惑である。 これはエッセンスの抽出法であり、 香水とはその、個々の花なり木なりからから抽出された エッセンスを何種類も組み合わせて 作る物なので、この映画を見てこのやり方が 香水を作る過程だと勘違いされたら甚だ迷惑だ! ついでに言えば、正確にはこれらのエッセンスはアロマテラピーで使う精油でもない。 なぜなら…あ、こういう話をしだすとエキサイト するので、近々恋香房のブログに書きます。 とにかくパヒュームというタイトルだったら、 ちゃんと香水を作ってくれよ! あれじゃフェロモンを抽出している変態にすぎんじゃないか!!! それにあのギャグかと思える後半からラストはなんなんだよ! 映画館でみようと思ったが見逃したのがラッキーだった。 一言感想 「心臓の弱い人にはおすすめしません。 香水を冒涜した最低の脚本だと思うが、この突っ走り方にはポリシーを感じたので70点」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月24日 22時01分05秒
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