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テーマ:最近観た映画。(40130)
カテゴリ:映画感想
今日は本当に久々に午後の時間が開いた。
ネットを見ていたらあっという間に時間が経つので 久々にHDDに溜まった映画を見る事に… 6月にテレビを新調してから、 テレビの録画はハイビジョンで直接出来るので、 最近HDDの出番はスカパー以外はあまりなし。 CSから録画した ・死に花 ・シーオブラブ…・トラック野郎…と 一体どういう趣味なんだ? と思えるラインナップの中から、これまた大昔の 陣内孝則さんの東映映画「疵」を見る事に… この映画が公開された当時の陣内さんは、 今のようなおちゃめおじさんのキャラではなく、 ロッカー路線から白いトレンチコートの似合う ヤクザ路線の方へ向かっていた記憶がある。 この映画を見た当初は、「かっこいい映画」という記憶が あったのだけど、今改めて見直すとめちゃめちゃ 突っ込み所満載の爆笑映画だよ、こりゃ… 内容は(パクリですが) 「ヤクザの間で“死神”と恐れられた男・花形敬。 彼が33歳で散るまでの半生を、 無類の優しさと凶暴なバイオレンスで描く新感覚のヤクザ映画。 企画は花形のかつての親分だった安藤昇。」 とされているので、実話を元に作られた映画のようです。 安藤親分は五社監督とも仲がよかったせいか、 私はこの手の映画を結構見てると言うか・・・好きなんです。 しかし脚本的に見ると、 花形敬という主役のキャラクターがキュートなだけに、 33年間の半生が描かれているので、 がんばってはいるんだけど、 ダイジェスト版のようで、イマイチ「悲哀」が感じられないのは 非常に残念な所… 私に言わせると、脚本は絶対センスなんです。 時代ではないんです。 その証拠に、黒澤監督の映画はあのまま脚本化されても、 今見てもセンスを感じられる。 トラック野郎もそう、直し様がない… でも悲しいかな、脚本のセンスのない人が書いたドラマは、 人間が薄いので記憶に残らない… この映画の脚本は雰囲気は非常にいいんだけど、 かっこよさだけを前面に押し出そうとしているために、 逆にそれがアダとなっている気がする 人間的には魅力あるキャラクター達の多い映画だけに、 もう一度違う脚本家で見てみたい映画です。 それに今の映画やドラマは どっかの田舎の診療所が出てくるような癒し系か、 見てるこっちが恥ずかしくなるようなギャグを連発する クドカンもどきの貧乏臭い作品ばかり。 あぶ刑事のおしゃれっぽさとか、 ヤクザ映画の悲哀とか…ドラマらしいドラマが見たい! とこれを見て深く思いました。 一言感想 「70点:脚本はイマイチだけど、ダイジェスト版にしては、 所々はまる。服役中の陣内さんと岩城さんの残念な坊主頭は必見!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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