・脚本家:尾崎将也
この人も好きな脚本家の1人。
おしゃれ感とか派手さはないけど、感情を丁寧に描くのが上手い脚本家。
複雑な人間関係を描くのが得意なように私は感じている。
今のドラマ界は、特に新人脚本家は、力もないのに、
突飛な設定を描かされる事が多いから、
最初は視聴者が設定の斬新さで飛びつくけど、すぐに底が見える。
こういう古典的なヒューマンドラマを丁寧に描けるのは、
すごいの一言。
特に私は、こういう設定に全く興味がないのに、
今まで一度も欠かさずに見ているのは、
脚本の力だと思う。
・キャラクター&役者
阿部ちゃんが上手すぎるのと、
私は苦手なタイプの子供だけど、
やはり大橋のぞみちゃんが演技が上手い。
吉高由里子ちゃんも個人的に注目している女優さん。
昔はこういう透明感のある女優さんがいっぱいいたけど、
今は「可愛い」だけのいい子ちゃんタイプが多い中で、
彼女の存在は大きい気がする。
ストーリーは緩やかな進み方だけど、
今は話だけが進んで、キャラが出ていないドラマが多いので、
こういう緩やかな展開もいいと思う。
何よりも脚本が上手いので、1話見逃しても見てしまう気がする。
今後、阿部ちゃんは、パン屋で働く事になりそうな
あたりも脚本の「深さ」を感じる。