お買い物の神様改め「酒と音楽と映画の神様」

矢沢の聖地「武道館」でのライブに行ってきました。
一言でいえば、

「客があんなに気を遣うライブは初めて見た」

と相方も言うくらいすごい祭でした。


九段下の駅を降りたら、
すでに
「あの人についていけば武道館につくだろう(笑)」
と一目でわかる白いスーツに身を包み、
例のタオルを手にしている人が何人も何人も…
いやー写真撮りたかった

武道館についたら

「タオルは肩にかけずに手に持ってお入り下さーい」

というアナウンス。温泉か
このアナウンスもある意味すごいよね(笑)


博多にいる時に、武道館よりも大きな会場で
何度か永ちゃんのライブには行った事があり、
「永ちゃんは盛り上げんと帰る事もある」
と聞かされていたので、前知識はあったのですが、
客がとにかくあんなに忙しいライブは初めてでした(笑)


普通会場の時間からライブまでの時間って案外暇だけど、
でも矢沢のライブはそんな暇ない！
その時間もあっちこっちで

「えいちゃんえいちゃん」

コールと手拍子。


ライブが始まったらまた忙しい。
曲のイントロの時と間奏の時は、
えいちゃんコールをしながら、
拳を振りあげなければいけない(笑)
恥ずかしがってやってない人などいないのだ。
でも歌が始まったらコールはやめて聞かなきゃいけないので、
それなりに緊張感もあり、
ある意味「矢沢組」というか「軍隊」のようでもありんした。

日本の政治家もリーダーシップというものを
矢沢から学んだ方がいいね


少し話がそれるけど、
美味しいレストランというのは、
客も客としてのマナーを知っていて、
お店の人に
気配りをして初めて双方が気持ちいい空間が作り出せる
と私は思うのです。

えいちゃんのライブはまさに、
その双方の気配りで成り立っているすごいライブでした。

お客さんはライブ仕様の正装をし、
「自分たちが盛り上げるんだ」
という責任感さえ持っているような感じを受けました。
でもだからこそ、あのえいちゃんコールは
やらなきゃそん(笑)です。
楽しいもんね。


私は実は、ぶっちゃけ、
大きな会場でのライブが本当はあまり好きではないのです(爆)
2時間以上同じ場所に「隔離されている」感がどうも嫌で、
トイレに行きたくなったり、
5曲も聞くとお腹いっぱいになって退屈してくるんです

「隔離される」タイプの会場では30分を過ぎると、
つい時計を見てしまいます

しかしえいちゃんライブではそんな暇ありませんでした。
だって忙しいんだもんね、客が(笑)


一番好感が持てたのは、
あの白いスーツにリーゼントのあの人たちは、
すごくマナーがいい事。
でかい会場に行くと、
必ず「写真は禁止」と書いてあるのに、
写真をこそっと撮る奴がいるんですよ
特に外タレのファンに多い。
でも矢沢の会場にはそんな人は皆無。

そして、すごい！と思ったのは、
オークションで売り出された席は会場に張り出されて、
NG席になっている事。
そして相方も感動していたのが、私たちの席は真正面だったから、
環境には恵まれていたけど
2階の端っこの席にも
ちゃんとモニターが設置されていた事。
随所に矢沢の心意気を感じました。

本当にパワーをもらいました。
えいちゃんありがとう！