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カテゴリ:のん兵衛の肴
まあ最後はそつなくまとまったなという感じ。
やはり最終回は、相棒のメインライターと言っても 過言ではない櫻井武晴さんの脚本でしたね。 正直この人の脚本にはあまり魅力を感じません。 私が魅力を感じないという事は、 「万人受けする」 という事なので 私に嫌われる脚本家は ライターとしての能力がある人だと思われます(笑) 桜井さんの場合は嫌いなのではなく、 「魅力を感じない」 という表現が一番しっくりくるかもしれません。 桜井さんはディティールなどにはすごくこだわり、 警察事情にもとても詳しい人なんだと 思われますが、惹きつけ所がそこだけなんですね。 なので、人間としてのドラマではなく、 ストーリーに重きを置かれているので、 作品としての「大作感」はありますが、 この人の描くキャラクターたちは、 「そつがない(想像通りに動く)」ので私的には面白くないのです。 その点古沢良太さんや、戸田山雅司さんは、 普通にありそうな事件だけど、 人間の面白さに徹底的にこだわっているところが私は好きなんです。 シナリオスクールでもお仕事シリーズは 描かされました。 要するにその仕事に詳しくないと描けませんが、 逆にいえば、知識さえあれば誰にでも描けるシリーズで、 新人ライターにとっては、勉強にもなりますが、 「パシリ」的な要素も持っていなければならず、 この点で私は脚本という仕事に魅力を感じられなくなり脱落しました。 私はお仕事シリーズの描ける脚本家よりも、 キャラクター作りのうまい脚本家の方が好きなんです。 その点、主にお医者さんシリーズ(今期はコードブルー)を 描いている林宏司さんは、 内容はもちろん、キャラ作りが最高に上手いんです。 特に主役を光らせるのが最高に上手い 相棒の脚本家達は、杉下右京という、 脚本家が作りだしたというよりも、 むしろ「水谷豊」の力に頼ったキャラ作りになっているので、 もう少しキャラ作りに力を入れてほしいです。 最後になりましたが 結局の所、「相棒」としてはみっちーの方が スタイリッシュで好きです。 これは単に好みの問題ですが… 薫ちゃんというキャラは、 正直誰にでも考え付く普通の熱血キャラですから、 正直寺脇さんじゃなくても出来そうですもんね。 ちなみに相棒の脚本家別一覧を見つけましたので、リンクを貼っておきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月11日 16時35分55秒
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