お買い物の神様改め「酒と音楽と映画の神様」

山Pのあしたのジョーを見てきました。

一言感想で言えば、

「映画としてのグレードはかなり高い…けど点数つけると87点」かな


色んな人がレビューで絶賛してましたが、
映像はすごくよくできてます。
オールウエイズのようなほのぼの昭和ではなく、
貧乏臭い方の昭和？
の感じが素晴らしい出来でした。


コードブルー２の時からその痩せ方が
鬼気迫るものがあった山Pですが、
とてもがんばっていたと思います。
ただ原作ファンからすると
ジョーって

「へへっ…へへっ…」

て危ない怖さがあった感じなんですが、
山Pジョーはかっこよすぎる…らしいです。

でも私はこれはありだと思います。

思いますが、山P以上に力石役の伊勢谷が、
全然イメージとは違うのに、
何度も一瞬力石に見える位
特に減量シーンなど鬼気迫るものがあって、
山Pを喰っちゃった感がありました。
あっぱれ伊勢谷です。

あ、丹下段平は、うちの相方が

「本物かと思った（笑）」

と言った位イメージ通りでした。
さすが演技派香川さんです。



主要キャストががんばっていたので
全体的にはとても面白く見れたんですが、
マイナス13点の理由は
顔は非常にお嬢さんのイメージ通りなんですが、
香理奈の演技が大根すぎて何度もガクッとさせられた事と、

主要なストーリーが一段落し、
ラストまでのくだりが陳腐過ぎる事です。
原作ファンとしても、
映画としてのグレードも
もうあのラストでぶち壊しって感じです
それに今回に限っては宇多田のエンディングも
更にポイントを下げてる気がする


多分若い山Pファンを中心に、
ファミリー層を見込んで配慮した結果なんでしょうが、
あそこまで映像にこだわり、
役者魂を見せられた映画なのに、
最後まで世界観を統一できなかったのは非常に残念！


なので、自分の目で見に行って確認するのが一番だと思います